>  >  > ゲスすぎる「鳥の婚活」は人間にも当てはまる

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獣医さんだけが知っている動物園のヒミツ 人気者のホンネ』(辰巳出版)

――大田区平和島にある『五十三次どうぶつ病院』の北澤功先生は、大学の獣医学科を卒業後、動物園に獣医師として勤務した経験を持つ。『獣医さんだけが知っている動物園のヒミツ 人気者のホンネ』(辰巳出版)という、動物の不思議な生態をコミック仕立てにした本が好評となっており、筆者はその編集担当として参加した。だが、同書の性質上、性的な内容やグロテスクな内容は残念ながら(R15)でボツだったのだ! とはいえ、それらのネタをお蔵入りにするのはもったいないので、ここでいくつか公開、連載することになった。


【連載第8回目 鳥の婚活】

 家事だけでなく育児も積極的に行う“イクメン”。専業主婦も立派な仕事だが、キャリアもママ業も大事にしたい女子はイクメンを選んだほうが人生の幸福度が高いはずだ。さて、動物界にもイクメンはいるわけで、ある“共通の特徴”があり、それは人間にも同じことがいえるというウワサ。婚活女子は必読である。


■モテ男子セオリーとしての「ハンディキャップ理論」

 異性を選ぶときの決め手となるのは外見? それとも中身? 動物の世界には「ハンディキャップ理論」というセオリーがあり、これが人間界の恋愛・婚活にも見事に当てはまり、興味深い。

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イメージ画像:「Thinkstock」より

 ハンディキャップ理論を簡単に解説すると、たとえば「クジャクのオスは美しい羽をもっている。この羽は、メスの興味を引き交尾へ誘う、別のオスになわばりをアピールするといった効果があるが、厳しい自然界を生きるうえでは目立ってしまい敵に見つかりやすいなどの不利がある。それなのに、ちゃんといま生きているということは、遺伝子・体質的に優れていることの証明である」といった内容である。

 つまり、これを人間に当てはめると、ファッションや身なりに気を使う男性がモテるのは、「外見にお金をかけられるほどの経済的余裕がある」というシグナルを女性に送っているからだといえる。

 だが、メスは繁殖の相手として外見の美しさだけで選んでいいのだろうか? これに対する答えも、ハンディキャップ理論にありそうだ。

メス: あなたの羽、とってもきれいね。
オス: そうだろ。
メス: でも、ちょっとジャマじゃない?
オス: まあ、ちょっとね。
メス: それって、羽でごまかしたい遺伝的マイナスがあるんじゃないの?
オス: え、そんなことないよ。オレ元気だし。
メス: ジャマな羽を傷つけることなく育つことができるのは遺伝的に優秀ってことなのね。あたしと子作りしない?

 と、つまり羽が立派であることは病原菌に感染しておらず、健康で体質的に丈夫であるということのアピールにもなるというわけだ。

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