全米震撼中の“ピエロ騒動”、FBI発動! 9歳少年までレイプした殺人ピエロ、ジョン・ゲイシーの記憶蘇る
釈放後、ゲイシーはパーティーで知り合った少年を漁るようになる。そこから殺人鬼の血が目覚めていく――。
ある日、“拾った”青年と一夜をともにし、翌朝目を覚ますと、青年がナイフを持って立っているように見えた。パニックを起こしたゲイシーはもみ合いの末に青年を刺殺。
死体を床下に隠した。以来、ゲイシーはピエロメークの「道化師ボゴ」を名乗り、少年たちを自宅地下室に誘い込み、強姦したのちに殺害するようになった。その多くが手錠を掛けて動きを封じたあと、凶器で脅しながら性交し、その後少年達が首にかけていたロザリオにボールペンを入れ、ゆっくりねじって絞殺する手法だった。死体は床下に埋葬し、その上に石灰を撒いたり、時には塩酸をかけることもあったという。
ジョン・ウェイン・ゲイシーが描いたピエロ絵
殺害した数は33人。被害者の多くは男娼で、数人はアルバイト先の10代青年、最も若かった犠牲者は9歳だった。逮捕後、ゲイシーは精神鑑定のためシカゴのセルマック精神病院の犯罪精神科病棟に移送された。そこで「私の中には4人のジャックがいます。全員のことを詳しくは知りません。家であったことはすべて4人目のジャック“ジャック・ハンリー”が行ったことなのです」と多重人格を主張。だが、この証言は「信用できない」と却下された。
反対に別の心理鑑定ではゲイシーのIQはかなり高く、神経学テストを初めとする7種類のテストでも、脳障害の兆候は見られなかったと診断された。一方で心理面の安定を分析するミネソタ多面人格目録(MMPI)では、ゲイシーが極めて異常であり、思考の混乱から「精神分裂かもしくは妄想症の可能性が強い」とされた。
死刑執行は1994年5月10日。ゲイシー最後の食事は、ケンタッキーフライドチキンとポテト、エビフライやイチゴなどだった。通常、死刑は平均7分前後で静かに絶命するが、ゲイリーの場合は何らかの手違いで薬効にムラが生じ、20分近くもがき苦しんで亡くなったという。この件についてコメントを求められた担当検事のウィリアム・カンクルは「被害者が受けた苦痛に比べれば、ゲイシーの苦痛など大したことはないね」と述べている。
“キラーピエロ”ゲイシーは米国では恐怖の象徴。今回の“ピエロ騒動”で当局が火消しを急ぐのもうなずける――。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
イタコ、霊媒、エロ祈祷…エログロナンセンスな超常現象ドキュメンタリー『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』とは?
※こちらは2020年の記事の再掲です。 ――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・...
2024.02.27 08:00奇妙龍のパワーを秘めた文字、「左回り」のエネルギーを得られる輪…今最強の波動グッズ3選
不思議ジャーナリスト・広瀬学が渋谷クロスFMのラジオ番組のレギュラー出演者にな...
2024.03.19 16:30スピリチュアル全米震撼中の“ピエロ騒動”、FBI発動! 9歳少年までレイプした殺人ピエロ、ジョン・ゲイシーの記憶蘇るのページです。ピエロ、ジョン・ゲイシーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで