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画像は、「Indian Express」より

 中東・アラビア半島南端に位置する国、イエメン。10月29日、サウジアラビア主導の連合軍が同国を空爆し、イスラム教シーア派系武装組織“フーシ派”の治安施設が攻撃を受け、少なくとも60人が死亡した。


■2015年から内戦が続くイエメン

 イエメンは、2011年にアラブ諸島を中心に巻き起こった反政府運動“アラブの春”によって当時の政権が退陣に追い込まれ、翌年に与野党統一候補であるハディ副大統領が暫定大統領に選出された。しかし2015年1月、フーシ派がクーデターを起こして政権が崩壊。さらに翌月2月には、フーシ派が議会を強制的に解散して「憲法宣言」を発表した。しかし、その宣言からおよそ2週間後、ハディ暫定大統領が辞意を撤回してフーシ派と対立。内戦状態に突入したまま現在に至る。

 今回の空爆では、フーシ派が実効支配するイエメン西部のホデイダにある2つの拘置所が爆破された。ハディ暫定政権を支援するサウジアラビア主導の連合軍によって行われた空爆だが、実は拘置所には“反フーシ派”の人々が多く拘束されていたのだ。連合軍はあくまでも「フーシ派の司令部として利用されている施設を空爆した」と主張しているそうだが、なぜ同胞ともいえる“反フーシ派”が数多くいる拘置所を空爆したのかは明かされていない。


■犠牲者の多くはガレキの下敷きに

 拘置所の空爆によって多くの犠牲者が出たが、そのほとんどはガレキの下敷きになって死亡した。10月30日に「LiveLeak」に公開された空爆直後の映像では、ガレキに埋もれて動かなくなった人や、亡くなった人の肉親と思しき男性の姿が映っている。

 また、ホデイダで空爆があった同日、連合軍はハディ暫定政権側とフーシ派の戦闘が続くイエメン南部のタイズで住宅を“誤爆”し、子どもを含む17人の死者を出している。しかも、連合軍は10月8日にも首都サヌアの葬儀場を“誤爆”して155人の死者を出したばかりだった。ハディ暫定大統領は、国際連合が内戦終結に向けて提案した和平案を拒否すると発表しているのだが、市民の犠牲が増大する現在、国際社会から非難の声が高まることは間違いないだろう。
(文=北原大悟)

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