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日刊サイゾー

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今回メディアに告発した15歳の少年。月550時間も働いているという

【日刊サイゾーより】

 電通の過労死問題や政府の働き方改革に関する取り組みなど、最近、日本では労働環境をめぐってさまざまな議論が巻き起こっている。しかし、日本のブラック企業や残業など、まだまだマシなのかもしれない。今回、中国で報じられたニュースで、驚きの労働状況が明らかになった。

 香港紙「東方日報」(11月22日付)によると、“中国服飾工場”といわれ、アパレル工場が集まる江蘇省常塾市の一部の工場では、児童労働がまん延しているという。ここで働く少年たちはほとんど休日がなく、工場と寮を往復するだけの生活を強いられている。

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工場内の様子。従業員20人ほどの零細工場だという

 雲南省から来たという15歳の少年は当初、「朝7時出勤・夜8時退社で、作業量は1日350着分の洋服の縫製」という条件だったが、いざ働いてみると、帰宅できるのは午前2~3時。1日の作業量も720着に激増していたという。さらに、休日もほとんどなく、月に少なくとも28日は働かされているというのだ。月の労働時間は、実に550時間にも及ぶのだ!

 劣悪なのは労働環境だけではない。こうして少年たちが得る月給はわずか2,000元(約3万2,000円)。これは、同じ工場の熟練労働者の半分の額だという。さらに信じられないのが、その支払い方法だ。少年たちの給料は、なんと「年払い」で、1年に1回まとめて支払われるというシステムなのだ。言うまでもなく、これは逃げるのを防止するため。実際、過去に逃げ出した少年の同僚は、町中で社長に捕まってしまい、3,700元(約6万円)の“賠償金”を払わされたという。

 想像を絶する労働環境と待遇だが、貧富格差が大きい中国ではいまだ児童労働が絶えず、なかなか撲滅できていないのが現状だ。2012~14年にかけて、アップル製品を委託生産するフォックスコンの工場で相次いで児童労働が発覚したことも記憶に新しい。

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