>  >  > イスラム教シーア派の血まみれ儀式「アーシューラー」

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画像は、「LiveLeak」より

 現在、世界で16億人を超えるといわれるイスラム教徒。キリスト教に次いで、その規模は世界第2位だ。イスラム教と聞くと、最近では「イスラム国(IS)」を思い浮かべる人も多いだろう。イスラム教には主にシーア派とスンニ派という2つの派閥が存在し、(あくまでも分類上)ISはスンニ派に属する。一方、シーア派はイスラム教のなかでは少数派である。そしてイスラム世界では、シーア派かスンニ派かで生死を分けるような厳しい派閥抗争が長く続いている。今回は、狂気すら感じるイスラム教シーア派による“血まみれの儀式”を紹介しよう。

 イスラム教シーア派は、毎年「アーシューラー」と呼ばれる儀式をヒジュラ暦(イスラム暦)におけるムハッラム月の10日目に行う。この儀式は、西暦680年にカルバラ(イラク中部)で争いに負け、非業の死を遂げたムハンマドの孫・フセインの苦しみを、身をもって体感して彼を追悼することが目的とされる。そして儀式に参加する人たちは、正装にあたる黒い服を着て、手にナイフや鎖を持ち、自らの体を傷付けていく。このアーシュラーは世界各地で一斉に行われることから、シーア派の盛り上がりは最高潮を迎えるという。

 今月22日には、動画共有サイト「LiveLeak」でアーシューラーの儀式を行うイスラム教徒たちの姿をとらえた映像が投稿された。そこには、何千人ものシーア派の人々が、それぞれ手に持った巨大なナイフを振り回しながら「ヤー、フセイン!」と叫んでいる姿が。中には、血だらけになりながらもフセインを称える叫び声を上げる人や、小さな子どもまでもが儀式に参加し、自らの体を手に持った鎖で打ちつけている様子も。ただし、アーシューラーが行われる時期には、ISによるシーア派を狙ったテロへの警戒も高まるため、各地で厳重な警備体制が敷かれている。


■シーア派を狙ったISによるテロが発生

 今月21日には、アフガニスタンの首都カブールで、シーア派を狙ったISによる自爆テロが起きたと報道された。ニュースによると、「アーシューラー」から40日後に行われる儀式に参加するために多くの参拝者が集まったカプールのモスクで自爆テロがあり、女性や子どもを含む30名以上の死者と、70人もの負傷者を出した。

 昨年、世界中で起こったテロによる死亡者数は29,376人にものぼり、今年の「世界テロ指数(GTI)」によると、その数は前年比10%減少したが、先進国での死亡者数は650%も増加したという。昨年はパリの同時多発テロで世界に激震が走り、テロが中東の国々だけの問題ではなく、より身近なものになりつつあると認識させられた。世界でも稀にみる安全な国と言われている日本だが、テロに対して“対岸の火事”という認識は危ないかもしれない。
(文=北原大悟)

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