>  >  > 犬歯は異性を惹きつけてセックスするためにある

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 日本では八重歯はチャームポイントと思われがちだが、欧米では八重歯=悪魔、ドラキュラという不吉なイメージが根強く、けして好ましく受け取られていない。そのため、八重歯は矯正するのが一般的だ。八重歯は犬歯が唇側転位したものだが、大ざっぱに言えば“尖った犬歯”といえるだろう。実は、この犬歯、太古の昔はオスがメスを、メスがオスをおびき寄せるための性的小道具だったというから侮れない。


■「犬歯は異性を誘惑して生殖機会を増やすために進化した」

 英紙「Daily Mail」(11月16日付)によれば、南アフリカのウィットウォーターズランド大学の古生物学者らは学術誌「PLOS ONE」に「犬歯は約3億年前に、異性を誘惑して生殖機会を増やすために進化してきた」という極めて興味深い仮説を発表したと伝えている。

 ご存じのように、哺乳類は上下に一続きの歯並びを持って生まれてくる。これらはさらに切歯、臼歯、そして犬歯というように3タイプに分類されるが、この違いの発祥は3億年前にさかのぼるという。まだ人類が今のような姿かたちをしておらず、四本足でペタペタと歩くトカゲやイモリの姿に近い「哺乳類型爬虫類」だったころの話だ。

 今回の研究で科学者チームは、「なぜ哺乳類型爬虫類には犬歯があったのか」という疑問に対し、CTとシンクロトロン放射光を用いて解明を試みた。そして、標本であるティロサウルスという哺乳類の祖先の頭部骨格を調べたところ、なんと驚愕の新事実が発覚したのだ。

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チオロサウルスの頭蓋骨 画像は「Wikipedia」より

 実は、ティロサウルスの頭蓋は柔らかく、ちょっとした衝撃でも傷つくため、生きるために戦うには脆弱すぎただろうと推測され、種の絶滅を免れようと、代わりに繁殖するためのパートナーを惹きつけられるよう犬歯が発達したのではというのだ。

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