>  >  > 死体写真家が「イスラム国」のグロ動画を徹底解説

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※3頁目に衝撃的な動画を掲載しています。苦手な方は文章のみご覧ください。

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イメージ画像:「Thinkstock」より

連載:対談コラム 死体写真家・福島第一原発作業員の釣崎清隆が世相を切り撮る!

――釣崎清隆。1966年生まれ。AV監督を経て、死体写真家となり、1,000体以上の死体を撮ってきた男だ。また、2013年からは福島第一原発の作業員として2年以上働き続けてきた。この連載コラムでは、釣崎が世の中に対し持っている怒りを爆発させる。


■「イスラム国」とメキシコ麻薬カルテル、どちらもグロ動画の「職人」

担当編集 P子(以下、P子) 「今回のテーマは『テロと表現』です。映画監督もなさっている釣崎さんは、『イスラム国』の人質惨殺の映像をどう思いますか?」

釣崎 「彼らはゴア・ウォッチャーの範疇をはるかに超えて、一般のオーディエンスにまで広くアピールしている。とてつもない影響力で世界を翻弄しているね。彼らのスタイルは、最初のうち、世界に広く伝播することが巧妙に意識された、素朴でソフトな仕上がりで勝負していた。今にして思えば、あの表現は最大多数の鑑賞者と“グロ度”の絶妙なバランスで成立していた」

P子 「プロから見るとそうなんですね」

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画像は、「Daily Gore」より引用

釣崎 「斬首の瞬間など、決定的な場面をカットしてみたり、全体的にミュージックビデオやゲームでも用いられる洗練された技術を多用していた。これは、それまでのグロ動画には見られない編集方針で、世界中のメディアで取り上げられることになって、結果的に彼らのプロパガンダを広く流布させる政治的目的は達成された。世間の人は、きっとあの程度でもショッキングなんだろうね。オレはひどいものを見すぎた(笑)。去年『食人族』のブルーレイ発売禁止騒動もあったよね。あんなの、クレームの電話が2、3本入ったくらいなんじゃない? その後、違う発売元から無事に出たけど、グローバル化に伴う悪しきポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)の旋風が世界を覆っているよね。まぁ、それでも日本に関していえば、基本的に個人の心意気しだいで他国と比べて比較的自由になんでも出せるほうだよ」

P子 「法的に禁止されているわけではないですからね」

釣崎 「自称『イスラム国』と双璧をなすのが、メキシコの麻薬カルテルによる斬首動画だな。今や中東の斬首技術に大きく差をつける職人芸で、世界を恐怖のどん底に叩き込んでるね。両者のエスカレーションで、ゴアが極北へと止揚していくうちに、自称『イスラム国』もその野蛮な本性を隠さなくなった。カットアウトしてフルで現場の動画を見せない編集も、それ自体が残虐性をかえって強調させる“贅沢な演出”に昇華されている。そんな中で、自らネット上にチャネルを持ってしまった麻薬カルテルと敵対するメキシコのゴア報道メディアは根性があるね。首を切られても取材を続けている。タイのそれとは大違いだ」

死者の書

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