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壊死

※2頁目に衝撃的な画像を掲載しています。苦手な方は文章のみご覧ください。

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画像は、Internet Archive Book Images / Image from page 252 of "The American journal of tropical medicine" (1921) (from Flickr, CC BY 2.0)

 皮膚が壊死する原因として考えられるのは、大きく分けて2つある。血液の流れが滞り、臓器の働きが停滞することで起こる場合と、“レンサ球菌”などによる壊死性の感染症にかかってしまう場合だ。感染症にかかった場合、患部が赤く腫れて高熱が出るという症状が現れる。治療方法としては、壊死した皮膚を手術で切除し、抗生物質を静脈内に投与といった方法しかないようだ。


●一日中動かなかったことによる壊死

 今回ショッキングニュースサイト「Best Gore」に、感染症でなく皮膚が壊死した2人の患者の写真が掲載された。この写真は、フランス・パリにある病院の看護師が撮影したもの。1人目の患者は独り身で、親族もいない女性。彼女は肘掛け椅子に腰かけ、長時間同じ姿勢のまま動かず1日を過ごしていた。すると体重による圧力が仙骨・くるぶし・踵にかかって血液の流れが滞り、その部分の皮膚が壊死してしまった。壊死した部位は、陥没し赤くただれ、骨まで見えてしまっている。


●家族に見捨てられた寝たきり女性の壊死

 2人目の患者は、家族から見捨てられたアジア人の女性だ。長い間寝たきりだった彼女だが、誰も様子を確認することはなく、家を訪ねることもなかった。そのため彼女の体は、褥瘡(じょくそう)を患ってしまうことに。彼女の足は特に症状が酷く、足先の皮膚はまるで焼け焦げたように真っ黒。壊死した部分は嚙み千切られたような状態で、骨も丸見えだ。壊死した足は切断されることが決まり、手術が開始された。だが、さらに恐ろしいことに、手術中の彼女の足からは何匹もの“ウジ虫”が発見されたのだ。ウジ虫はかなりの大きさにまで成長しており、手術医らは、女性が手術中に命を落とすことを覚悟していたが、彼女は一命を取り留めた。


■傷口にハエの幼虫が寄生する病気

 前述のアジア人女性のように、傷口からウジ虫が発見される事例は少なくない。実際に「創傷蠅蛆症」という病気がある。傷口にハエの幼虫が寄生することで発症し、ホームレスなどの経済的に貧しい人が多く発症している。創傷蠅蛆症を引き起こす幼虫は、壊死した組織だけでなく、健康な組織にも寄生することが分かっている。駆除するには、傷口を清潔にして幼虫を取り出し、壊死した部位を切除する必要がある。

 老老介護や孤独死などのニュースが聞かれるようになった昨今の日本。寝たきりになった場合、寝返りを打つこともできず、壊死してしまうケースも今後多く生まれてくるかもしれない。
(文=北原大悟)

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