今月15日、オバマが「世界大統領」に就任する可能性! バチカン公認の予言小説『この世の君主』が断言!

■オバマが“世界大統領”にして“反キリスト者”に

 まさに現在の欧州情勢を彷彿させるように、小説の舞台でもヨーロッパではテロリズムが横行し、路上では暴動が起り、多くの人が行き倒れになっている。パリに渡ったフェルセンバークは、平和条約の締結に東奔西走してヨーロッパを仕切り直し、平和の名のもとにすべての問題を沈静化させた。この功績が多くの信頼を集め、フェルセンバークはとんとん拍子で権力の階段を上り詰め、やがて“世界大統領”として全世界を統治する存在になる。つまり、パリでの大活躍の後に世界のトップリーダーになるのである。

 2015年のCOP21での活躍はもちろんだが、オバマ政権の最後の仕事である1月15日のパリの中東平和会議で、何か目に見える大きな成果をオバマ政権がもたらした際には、ひょっとするとオバマがそのまま“世界大統領”に君臨する可能性を“予言書”から読み取ることができるというわけだ。

 となれば、2期8年に及んだオバマ大統領の輝かしい業績に加え、今度は全世界のトップリーダーとしてさらに新しい栄光の歴史が加わることになるのだろうか。だが“予言書”の通りに進展するとすれば、残念ながらオバマのファンや支援者にとっては素直に喜べないものになる。ジュリアン・フェルセンバークはその後、“反キリスト者”となってカトリックを弾圧し始めるのだ。

 小説では、世界を手中に収めたフェルセンバークが、カトリックを排斥すべく“世界宗教”を提唱する。それは、母なる大地の神を奉る自然信仰と、フリーメーソン主義(友愛主義)を組み合わせたものであるという。

“反キリスト者”が登場したとなれば、聖書的に言えばこの世は終末、いわゆる“ハルマゲドン”に向かって一直線である。はたしてオバマが世界統一を成し遂げる“反キリスト者”なのか? いずれにしてもその答えは、あと数日で明らかになるのだが……。
(文=仲田しんじ)


参考:「UFO Sightings Hotspot」、ほか

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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