>  >  > もうすぐ「ゲノム編集食品」が日本の食卓に

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――科学分野だけではなく、オカルト・不思議分野にも造詣が深い理学博士X氏が、世の中の仰天最新生物ニュースに答えるシリーズ

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イメージ画像:「Thinkstock」より

 最近、「ゲノム編集」という言葉をあちらこちらで耳にするようになってきた。ゲノム編集は、この数年で一気に広まった新しい技術で、その利便性や簡単さから医学や生物学で大変注目されており、ノーベル賞の受賞も近いと噂されている。今や、遺伝子の研究のみならず、がんやエイズなどの病気治療、果てはヒト受精卵の操作などにも用いられ始めた。

 そしてこの技術は、もちろん食品の研究にも用いられており、「遺伝子組換え食品」ならぬ「ゲノム編集食品」が食卓に並ぶ日も近いといわれている。だが、もしかしたら私たちはどれがゲノム編集食品なのか見分けることができないかもしれない。そんな懸念がアメリカで提起されていると「New York Times」紙が報じている。


■ゲノム編集と遺伝子組換えの違いについて徹底解説!

 そもそも、ゲノム編集と遺伝子組換え(GM)とは何が違うのだろうか。

「ゲノム編集と、従来からあるGMとの違いは、標的の遺伝子をピンポイントで操作できることにあります」

 そう解説してくれたのは、生物学にも詳しい理学博士のX氏。氏はかつて、ある農作物の品種改良に関わっていたことがあるという。

 GMは、作物などに有用な性質を持つ遺伝子を組み込んで、新しい性質をもたせる技術だ。流通している遺伝子組み換え作物(GMO)の多くは、害虫やウイルスに強い性質や、特定の除草剤に耐性をもつような遺伝子を組み込まれている。日本では平成28年12月26日時点で、ジャガイモ・大豆・トウモロコシ・綿など8作物309品種のGMOが厚生労働省によって安全性を確認されている。

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イメージ画像:「Thinkstock」より

 だが、従来のGM技術では、導入したい外来遺伝子が作物のゲノム(DNAに含まれる遺伝情報)のどこに入るかは“運次第”であり、元からあった重要な遺伝子を壊してしまったり、外来遺伝子が重複して導入されてしまったりなど、狙った性質をもつ新品種を生み出すまでには多大な労力と時間、そしてコストが必要であった。

「まだ従来の組換え法が主流だった頃なので、一つの品種が生まれるまでには非常に膨大な数の失敗作が生まれていました。狙った性質を持つ個体を生み出すどころか、まともに成長しないものも多く、中にはびっくりするような奇形もありました。やっとついた実も、ちっとも美味しくなかったです」(X氏)

 X氏は当時の様子をしみじみと語った。しかし、ゲノム編集技術を使えば外来遺伝子を組み込む場所を指定したり、特定の遺伝子に人為的な変異を起こしたりすることも可能となる。つまり、人為的にゲノムを操作した農作物や家畜を、従来よりはるかに短時間かつ低コストで作れるようになったのだ。

コメント

1:匿名2017年1月18日 12:37 | 返信

遺伝子組み換えやらゲノム編集やら
人間が本能的に嫌と感じるものを 安全だ!と騙して売り付けると
将来 癌やアレルギーや難病が もっと増えるんじゃないか?

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