>  >  > 生活保護世帯の子どもは大学に行けない!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0
関連キーワード:

【健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESSより】

new_shingaku.jpg
生活保護世帯の子どもは大学に行けない!?(http://jp.depositphotos.com)

 生活保護世帯の子どもも、生活保護を受けていない低所得の家庭の子どもも、大学に進学できる社会に変えよう! そんなムーブメントと世論が少しずつ高まっている。

 大学進学率が高まれば、生活の自立度が強まり、格差や貧困の連鎖が断ち切られ、しかも将来への選択肢も経済的な見通しも大きく開かれる。

 しかし、大学進学を夢見る子どもたちの前に、乗り越えられない高いハードルがある。打ち破れない冷たい壁が立ちはだかっている。なぜ生活保護世帯の子どもは大学に行けないのか? より正確に言えば、なぜ大学へ行くのを妨げる厳しい状況があるのか? あなたは、その理由を知っているだろうか?

生活保護世帯の子どもが大学に行くためには、別世帯にならなければならない

 生活保護は、世帯単位の稼働能力(働く能力のある人は働く)の活用を判定して決定するという世帯単位の原則がある(生活保護法第10条)。

 すなわち、生活保護世帯の子どもが大学に行くためには、子どもは生活保護世帯と世帯分離し、別世帯にならなければならない(同居していても)。子どもが世帯分離すると、世帯構成員が1人減るので、生活保護費は約6万円が減額される。そのために進学を断念する子どもが出る恐れがある。

 しかも、世帯分離した子どもは、この減額分をバイトして稼ぎながら、授業料を自分で支払いつつ、勉学に励まなければならない(奨学金受給の道はあるが)。

 これは辛い。やがて疲弊すれば、授業を受ける時間も、勉強する気力もゆとりもなくなるかもしれない。生活保護が生活も教育を受ける権利(憲法26条)も破綻させる。これは薮蛇ではないのか?

関連キーワード

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。