>  >  > 世界最凶残酷映像の祖・三枝進の作品

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三枝進・安達かおる

 三枝進安達かおる

 ともに日本を代表をする“ドキュメンタリーの巨人”である。そしてその活動ジャンルは、どちらもエクストリームの極致。前者は死屍累々の死体を求めて世界中を飛び回り、1980年代~1990年代にかけて世界を席巻した日本産残酷ドキュメンタリーの中心的作家であり、後者はアダルトビデオ創成期からアイドル的な美少女AVというメインストリームの表現に背を向け、極限まで女優を追い込む手法でその裏にある真実を暴くドキュメンタリー作品で名を馳せたAV監督である。

 両者共に、人呼んで“鬼のドキュメンタリスト”――もはや心に闇のある輩なら知っていて当然の事実ではあるが、日本が誇る孤高の映像作家、三枝と安達は同一人物なのである。


《ニッポン残酷ドキュメンタリーの祖=三枝進監督の誕生》

●『モンティ・パイソン』を日本に運んだ男

――まず最初に産まれたのは、映像作家・三枝進である。大学卒業とともに、テレビ番組の製作・配給を手がけていたテレキャスジャパンに入社する。

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三枝進・安達かおる

三枝「漠然と“映像に関わる仕事をしてみたいな”ということで、あまり真剣に探してたわけじゃないんですよ、実は。大学出て、みんな就職決まっちゃったけど、僕だけ全然で。ゼミの教授に“何も決まってないからもう1年留年させてくれ”って言ってたんだけど、確か1月か2月ぐらいにたまたま新聞で求人広告見つけたんだったかなぁ……それで応募したら、受かったという」

 映像製作会社といっても、三枝の配属されたのは、制作の現場ではなかった。

三枝「最初はね、洋画の買い付けと営業。その会社には都合10年いたんですが、そのうちの8年半ぐらいはネクタイして、営業と海外の作品の買い付けをやってました。カンヌとかモントリオールなんかの映画祭に行ったりしたのと、海外から“新作が出たよ”っていう連絡がきたらピュッと買い付けに行ったり。今だと、“観たい”っていうとネットで観られるんだけど、その頃は“観たい”っていうと、35ミリのフィルムで送ってくるから。税関手続きなどの費用で、1本につき10何万円かはかかるんですよ。だったらもう“行った方が早いな”と。だから“ダメもと”で行って観に行ったりしてましたね。子供の頃、イランに父親の仕事の都合で小学校から中学校にかけて4年ぐらい住んでいたんです。その時にアメリカンスクールに通っていたので英語はその時に少し覚えて……」 

 単身、買い付けのため世界を飛び回り、あらゆるジャンルの海外作品を買い付けていたという三枝。

三枝「記憶に残ってる仕事は……たとえば、東京12チャンネル(現テレビ東京)の『金曜スペシャル』でやった『女体の神秘』とか、映画でいえば、ソフィー・マルソーの映画『ラ・ブーム』を買い付けたりしましたね」

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画像は「Monty Python Official Site」より引用

 そして、世界のエンターテインメイント史に燦然と輝くあの作品も、三枝が日本に持ってきたものだった。

三枝「あと、『モンティ・パイソン』を買って、昔の西武劇場(パルコ劇場)で上映したりしましたね」

――ええッ! 『モンティ・パイソン』買いつけられたの三枝さんなんですか! 凄いお仕事されていたんですね……。

三枝「ええ、あの時は3本とも買ったんですよ。『モンティ・パイソン』の版権をも持ってるテリー・ギリアムと……もう名前は忘れましたけど、ふたりが著作権を共同で持ってるんで、イギリスまで行って」

――えっ、どこかの映画祭とかじゃなくて、直で『モンティ・パイソン』を買おうと思って行ったんですか?

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三枝進・安達かおる

三枝「そうそう。元々『モンティ・パイソン』は好きだったんですよ。松竹とかの大手にも、アプローチをしてみたんですけど、“あんなものは日本で受けるわけねえ”と誰も見向きもしてくれなかったんで、だからあれだけの映画が凄く安く買えたんでしょうね」

 当然、その興行成績は爆発的なものとなった。営業で業績を上げていった三枝は、希望であった制作に転向する。

三枝「正式に制作に移ったのは、会社辞める1年ちょっと前なんですけど、その前は営業を兼ねて、プロデュースをやり始めたんです。1番最初は『誕生の詩』(1982年デンマーク制作/ウッフェ・ビエリン監督)っていう出産のシーンがあるドキュメンタリー。監督をひとり起用して、デンマークに2カ月ぐらい滞在したのかな。その頃は最初から戦略が、“日本国内で完結しないで、海外に売っていこう”という意識だったんで、デンマークでの作業になったんです。内容はまぁ修正はしたと思うんだけど、今だと公開できないと思います。作品がいい悪いではなく、誕生から出産までを各年代別に、どういうふうに成長していくかっていう過程を撮ってるんで当然年代別ですから……今でいえば、未成年のポルノと言われかねないですよ。もはや“犯罪”ですよね」

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次頁以降、三枝進の衝撃作品がてんこ盛り!
画像は、映画『ジャンク』より

 この頃からタブーに挑む視線はあったものの、スタートは躓いたという。

三枝「松竹富士で公開しましたが、それが惨憺たる結果で……(笑)。あと、自分でも内容がどうも納得がいかなかったですね。“なんか違うよな”みたいな感じでしたね」


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