>  >  > 変態監督による幻のユーロ・トラッシュ映画

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天野ミチヒロ

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封印映画

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

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※イメージ画像:VHS版『悪魔の凌辱』

『悪魔の凌辱』
1974年・イタリア
監督・脚本/ルイジ・バチェラ
出演・リタ・カルデローニ、ステリオ・カンデッリほか

 通なホラー映画マニアは、『13日の金曜日』や『ゾンビ』のような誰でも知っている作品の他に、「ユーロ・トラッシュ」と呼ばれるヨーロッパで製作された低予算映画の鑑賞に喜びを覚える。『呪われたレイプ魔』(74年)のジャン・ローランや、狼男映画で有名なジェス・フランコなどがユーロ・トラッシュの代表的監督として支持されているが、中でもエロチックな作品の人気は根強い。運よくビデオとDVDが日本で発売された『悪魔の凌辱』(現在廃盤)も、そんなジャンルの作品だ。監督は「女囚物」などで定評の鬼才ルイジ・バチェラ。

■あらすじ

 雷鳴轟く深夜、急患の往診に車を走らせるイケメン中年のウィリアム医師。道に迷ったので見つけた民家で目的地をたずねると、そこの住人が「あの変態一家か」と一言。これだけで期待度はグンと高まるが、以後、その一家は一切出てこない(何だよ!)。

 ウィリアムが道を急ぐと、ミニスカ女性(スーザン)が自損事故を起こしていた。救助のため、ウィリアムは近くの古城に向かう。だが、いくら呼んでも応答がないので勝手に中へ入ったウィリアムは、「ゲヒヒ」と下品に笑う首に短剣が刺さった貴族風オヤジや、全裸女性の胸に男が顔をうずめているシーンを目にする。

 何が何だかわからないウィリアムはリビングで1冊の書物を見つけ、開いている頁を読んでみる。そこには「物事には表があり裏がある」との一文が。考え込むウィリアムに、突然現れたスーザンに酷似した女(エヴァリン)が抱き付き、「ピーター! やっと会えたわ!」と濃厚なキス。どうやら城の地縛霊らしいが、ウィリアムは「かわいそうに。事故のショックでおかしくなったようだ」と、スーザンと思い込んでいる。イタリアのセクシー女優リタ・カルデローニによる一人二役だ。

 翌朝、事故現場で目が覚めたスーザンが古城までフラフラと歩くと、貴族風の城主が現れ城内へ通される。スーザンを妄想で全裸にして視姦する城主。この城主の正体は悪魔ということだが、『太陽にほえろ!』に7回、『必殺シリーズ』に11回と、さまざまなドラマで印象的な悪役を演じた名脇役・早川保にそっくり!

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