>  > ハワイ王朝、最後の【近親相姦】に涙が止まらない

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ホノルルにあるイオラニ宮殿、かつてハワイ王の住居だった 画像は「Wikipedia」より引用

 南米にかつて存在したインカ帝国や南太平洋のタヒチ、アフリカ全土、そして中国まで、キリスト教を軸とする欧米各国からさまざな干渉・介入を受けた国は非常に多い。いわゆる白色人種がその土地に上陸して行うことは状況によって異なるが、結果として「上陸された側」の文化は、白人たちが持ち込んだものによって徐々にその特色を失っていった。

 文化・言葉・食べ物・道具・武器、そしてキリスト教――。白人たちが持ち込んだものは、すさまじい浸透力でもって現地の風土を変えていく。そして最終的には、現地の社会規範や倫理観にまで影響を及ぼし始める。たとえばアメリカ合衆国の50番目の州、ハワイでは「ある愛の形」が次第に否定されるようになった。

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ナヒエナエナ 画像は「Wikipedia」より引用

 それは家族間における肉体関係や性愛、つまり近親相姦である。19世紀初頭、ハワイ諸島を統一した国王カメハメハ1世の息子であるカウイケアオウリと娘のナヒエナエナは、互いに兄妹でありながら惹かれ合ったが、その結果、彼らの愛は悲しい形で幕を閉じた。いったい2人の間に何が起こったのだろうか?


■恋心と信仰の間で

 カメハメハ1世と王妃ケオプオラニの愛娘であるナヒエナエナは、ハワイ王国のプリンセスとして大切に育てられた。時はハワイにキリスト教と欧米文化が本格的に浸透し始めた頃であり、王妃ケオプオラニはすでにキリスト教に改宗していた。王は娘にキリスト教の教えを叩き込み、アメリカの宣教師たちが運営するミッションスクールに通わせていた。

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カウイケアオウリ 画像は「Wikipedia」より引用

 温暖な気候と豊かな自然に恵まれたハワイ王国のプリンセスは、他者の目から見れば究極的に恵まれた存在そのものである。特権階級、何不自由のない生活――。ナヒエナエナは幸福な姫にしか見えなかっただろう。しかし彼女自身は、恋の深い悩みを抱えていた。そう、ナヒエナエナは実の兄であるカウイケアオウリと想いを通じ合っていたのである。

 実は、かつてハワイで近親婚はタブーではなかった。それどころか、逆に奨励されていたほどである。特にロイヤルファミリーともなれば、一族の結束をより強固なものにするという意味で近親婚は当たり前のように見られ、ナヒエナエナとカウイケアオウリの関係もまた咎められるものではないはずだ。

 しかし、キリストの教えでは近親婚や近親相姦はタブー中のタブー。敬虔なクリスチャンとして育てられたナヒエナエナにとって、自らの実兄に恋心を抱くことは、同時に信仰を裏切ることにほかならないのだ。

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