>  > チベット仏教の重鎮が説く「良く死ぬための方法」7

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チベット仏教界の重鎮が教える良く死ぬための7つの方法! 私という牢獄から解放へ!の画像1
ソギャル・リンポチェ「Wikipedia」より引用

 チベット仏教ニンマ派僧侶、ソギャル・リンポチェ師(70)。欧米を中心に仏教の普及に尽力された、現代チベット仏教界の超重要人物の1人である。また、チベット仏教における最奥義の1つ「ゾクチェン(大究境)」をマスターしたラマであり、卓越した智者としても知られている。

 今回、オルタナティブニュース「EWAO」が、そんなソギャル師が語る“死”についての貴重な7つの教えを、著書『チベットの生と死の書』を参考に紹介している。チベット仏教の死生観と幸福観を知るにはうってつけの内容だ。


チベット仏教界の重鎮が教える良く死ぬための7つの方法! 私という牢獄から解放へ!の画像2
画像は「Thinkstock」より引用

■幸福な死を迎えるために

 ソギャル師曰く、死は自然のプロセスの1つに過ぎず、また、死は誰に対しても必ずやって来るため、それを恐れることに意味はないという。ただ、死はいつどのように訪れるか分からないため、無闇に死を恐怖しないためにも、死に備えることは賢明だと語っている。

 仏教的には暴力、怒り、執着、恐怖に満ちた人間は幸せに死ぬことはできないため、まずはこういった心の悪習を絶つことが不可欠とのこと。良き死を迎えたいならば、なによりも良く生きる方法を学ばなければならない。


1、習慣的な不安から抜け出すこと

 ソギャル師曰く、心の平穏を手に入れるためには、「習慣的に染み付いた不安を解き放ち、自己の本性へ立ち返る必要がある」という。そこで有効となるのが、イメージトレーニング(瞑想)である。

 普段抱いているさまざまな感情、とめどなく流れ続ける思考といったものを氷やバターの塊のようなものととらえ、それが太陽の下でドロドロに溶ける様子をイメージする。

 この観想イメージにより、溢れ続けていた思考が1つにまとまり、否定的な感情が解体され、混乱や無理解が胡散霧消してしまうそうだ。その後に残るのは、広大で曇ひとつない青空、つまり心の本性だという。

 ニンマ派ではこのようなイメージトレーニングをよく行うそうだ。といっても、単なる想像といったレベルではなく、たとえば、自身の目の前に神仏がリアルに存在すると感じられる程度にまで習熟する必要があるという。

チベット仏教界の重鎮が教える良く死ぬための7つの方法! 私という牢獄から解放へ!の画像3
画像は「Thinkstock」より引用

2、己を知ること

 ソギャル師曰く、「我々は生まれてからずっと自己とともにある。しかし、この身近な存在である自己に出遭うことは難しい」という。それというのも、日々の雑事や気晴らしに明け暮れるばかりで、己に向き合うことがほとんどないからだ。一方、瞑想は常に自己との対峙といっても過言ではない。“本当の私”に出遭うためには瞑想が最も確かな方法かもしれない。

3、霊的真理は特別ではない

 ソギャル師曰く、「スピリチュアルな真理は、難解でも秘教的でもなく、むしろ、我々の深層にある共通知識(常識)」だという。瞑想を通して心の本性に出遭った時、全ての物事がシンプルに見通せるようになるとも。

 瞑想に習熟することで、徐々にブッダにも近づくことができるが、「ブッダになるということは、万能のスピリチュアル超人になるということではなく、本当の人間になるということ」だという。

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