>  > 州知事、復讐のため「ダブクリの呪い」をかける

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画像は、「elestimulo」より

 先月10日、ベネズエラ南部アマゾナス州の前知事、リボリア・フアルジャが記者会見を開いた。緑色のポロシャツにジャケットを羽織り、首には黒い石の首飾り、そして頭に羽根飾りをつけた彼は、集まった記者に向けて高らかにこう宣言した。

「私は祖先であるシャーマンを召喚し、悪を行う者共にダブクリの呪いをかける。彼らは私を政治的に失墜させる力があると思っているようだが、私たちにも彼を撃墜する力があることを証明してみせよう!!」

 ダブクリとはアマゾナス州の先住民に伝わる儀式の一つであり、文化人類学の貴重な研究材料として、ユネスコでは何度か無形文化遺産候補にも挙げられている。フアルジャ氏はこの記者会見直前の5月7日、ベネズエラ政府から人種差別主義や政治的野心を理由に公務員資格を15年間停止され、州知事職を罷免された。フアルジャ氏自身は処分を不服としているが、「それならば、ベネズエラ政府中枢に呪いをかけて仕返ししてやろう」というのが記者会見の大意である。

 ベネズエラは、1990年に大統領の座に着いたチャベスが次々と企業の国有化を進め、権力を中央政府に集中させた。彼の死後、大統領に就いたマドゥロ大統領もその路線を継承したものの、ベネズエラの主な収入源である原油の価格下落やそれに伴う過度な物価統制により、国民の不満は爆発。しかし政権側も対立する政治家を逮捕したり、大統領罷免を求める国民投票を延期したりと、強行的な姿勢を崩しておらず、反政府デモによる死者は既に20名を越えているが、それでも一向に混乱の収まる気配はない。今回の騒動は、そんなベネズエラの政治的混乱が招いた余波とも言えるであろう。

 その後、5月17日にアマゾナス州プエルト・アヤクーチョという街で行われたダブクリの儀式にて、中央政府に呪いをかけたことが正式に発表された。それから一ヶ月が経ち、今の所マドゥロ大統領を始め政府中枢にこれといった変化はなく、ベネズエラ国内の混乱も一向に収束する気配が見えない。もちろん呪いに期限はないが、果てして今後ダブクリの呪いはべネズエラの将来を左右することになるのであろうか?

 事の推移を見守っていきたい。
(文=カルロス矢吹)

コメント

1:匿名2017年6月16日 01:37 | 返信

乳首ダブルクリック?
一時期2ちゃんの実況板にいたよな。

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