>  >  > ペットが飼い主の死体を食べたがる理由

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 2015年、とある男性が東京都福生市の自宅で不審な死を遂げた。その顔面の皮は見るも無残に剥がされており、猟奇殺人事件ではないかと疑われ、マスコミでも大きく報道された。だが、その真相は実に意外なものであった。男性の死因は薬物中毒で事件性はなく、顔面の皮膚はペットの犬2匹によって食いちぎられたというのだ。ペットが飼い主を食べる――そんなおぞましい事件は、実は世界中で起きている。

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画像は「big think」より引用


■飼い主を食べた犬や猫たち

 先月、「National Geographic」誌に掲載された記事によると、冒頭の日本における事件とよく似たケースが1997年にドイツでも起きている。拳銃自殺した男性の顔と首の大半を、男性のペットであるジャーマンシェパードが食い荒らしてしまったという事例だ。犬は嘔吐して飼い主の身体の一部を吐き出したというが、その中には髭の生えた皮膚片も混じっていたそうだ。

 死んだ飼い主を食べるのは犬だけではない。猫でも同様の事例は報告されている。「Buzzfeed」の記事によると、10匹の猫を飼っていた男性が自殺したケースでは、3日後に発見された時点で顔や首、腕がすっかり骨になっていたそうだ。男性が薬物で自殺を図ったことから、飼い主を食べた猫たちも中毒で死んでしまったという。

 飼い主が突然死したため食べ物がなくなり、仕方なく遺体を食べたとみられるケースもある。しかし、2015年に発表された論文によれば、24%のケースで死後1日と経たずに飼い主がペットによって食べられていた。しかも、普段食べている餌が目の前に置かれていたケースもあった。つまり、飼い主を食べる理由は必ずしも空腹ではないのだ。

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