ハムスターは完全に地震発生を予知することが判明
ハムスターは完全に地震発生を予知することが判明!! アノ回数が増えまくっていたら… すぐに大地震が来る!?
■ハムスターの異変が地震発生につながった実例多数!
筆者の実体験以外にも、地震前にハムスターが異常行動を示した例は枚挙にいとまがない。2016年11月14日、京都府の人が地震前兆掲示板に「飼っているハムスターが落ち着きなく走り回り、回し車の回転数が普段以上に多い」と投稿した。するとその1週間後、11月22日に福島県沖でM7.4、最大震度5弱の地震が発生した。京都府は震源から遠すぎると思われるかもしれないが、京都府でも震度1の有感地震となった以上は、前兆現象だった可能性はあるだろう。M7クラスの大地震となれば、それほどの遠距離でもパルス電磁波が届くことの証ではないか。
また、同じ地震の発生前日、ジャンガリアンハムスターの素行がおかしいと思い動画に収めていた人もいる。そこに映っているのは、夜行性であるはずのハムスターが、昼間に落ち着かない様子で動き回る姿だ。たしかに、ケージから出たがっているようにも見える。飼い主の居住地は不明だが、これも恐らく、前述の福島県沖M7.4の前兆だったのではないかと思われる。
■ハムスターは地震予知実験用に最適?
地震前に動物たちが見せる異常行動の先駆的研究者といえば、故・池谷元伺氏(大阪大学名誉教授)だ。池谷氏は、著書『【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない』(青春出版社)のなかで、地震前に地中で起きる岩石破壊を特殊な装置によって擬似的に再現。さらに、そこで生じるパルス電磁波を受けた動物たちが、どのような行動を示すか調査したことを紹介している。花崗岩を圧縮破壊する装置の前に、ウナギ・ドジョウ・メダカ・カメ・ハツカネズミ・ハムスターが置かれた。そして実験中、パルス電磁波を受けたハムスターはグルーミングを行ったという。
池谷氏によれば、地震前兆を真っ先にキャッチするのは、身体の小さな動物だという。そのため、地震発生を教えてくれるペットとして、インコ・ハムスター・イヌ・ネコといった動物の飼育を薦めている。ジャンガリアンハムスターの場合、千円程度からペットショップで売られており、ケージなどの初期費用も5千~1万円程度と手軽に飼いやすい。もしかすると今後、いざ大地震が迫ってきた際、ハムスターが異常を示してくれて、「ペットのおかげで命が助かった」という事態もあり得るかもしれない。
【筆者追記】
本原稿の執筆時点(7月22日夜)で、いまだに筆者は強い耳鳴りに悩まされており、関東近辺はまだ地震がありそうだ。特に太平洋プレートの境界周辺が要注意かもしれない。島村英紀・武蔵野学院大学特任教授も、18日のアリューシャン列島M7.8の影響が日本にも波及して、地震が起こる可能性を示唆している(『日刊ゲンダイ』、2017年7月20日)ので、十分に注意していただきたい。
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