>  > 会田誠も村上隆も絶大な影響を受けた「伝説の芸大解剖学」講義

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画像は、『人体 5億年の記憶: 解剖学者・三木成夫の世界』海鳴社

 「人間は星だ!」という言葉から、三木成夫の伝説の講義は始まっていたという。さらに「人体は一本の管である」という三木の言葉をつむぎ、三木の弟子・布施英利はわかり易い言葉でその世界を解読する。

 布施は、東京芸術大学で学び、三木の影響から解剖学者となり、近年は美術批評家として数々の話題作を生み出している。不世出の天才といわれる解剖学者・三木成夫は、人体は五億年の生命進化の縮図であると考え、驚くべき解剖学を打ち立て、そこから独自の「人間の見方」を展開した。

 三木成夫とは何者か? 伝説の芸大講義とはどんなものだったのか? 未完に終わった三木の大著は何が書かれる予定だったのか?
 
 布施の筆によって、三木成夫の解剖学の全体像が初めてその姿を現す。重版出来の話題の書『人体 五億年の記憶:解剖学者・三木成夫の世界』(海鳴社)について、著者・布施英利に聞いた。

 
――三木成夫との出会いについて教えてください。

布施「私が東京芸術大学に入学したのは1980年、大学の授業で最初に三木成夫に出会った、というか“遭遇した”感じでした(笑)」


――当時、芸大に入学すると皆、一年生で三木成夫の授業を受けていたのでしょうか?

布施「そうですね。村上隆さんや会田誠さんも授業を受けていました。そればかりか、村上さんはあるインタビューで三木の講義が芸大で唯一面白かった授業だと言っています。また、会田さんは、去年、ある講演で三木やうんちや内臓について話しています」


――芸大で学んだ多くの芸術家が三木成夫の影響を受けているのですね?


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株式会社「アレグロ」より引用

布施「特に会田さんは、本人はずっと黙っていましたけど、本質的なところに三木成夫があって、それをアートとして展開してきたんじゃないかと思っています。例えば、彼の若い頃の作品で『雲古蜚蠊(うんこ・ごきぶり)図』というのがあります。社会の良識に対する暴力的な抵抗から描いているのかと思っていましたが、いまは三木成夫の影響だったと考えています。他にも、等身大の《コメットちゃん》という少女人形の作品では、お尻からピンク色のウンチが飛び出しています」

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