リンカーンの懐中時計、エルサレムの浴場、旧約聖書…！ 次々と発見される「隠された謎のメッセージ5選」！

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■紀元前6世紀から残る古代の碑文

画像は、「ANCIENT ORIGINS」より

　2015年にエルサレムの建設作業員が、地下にある洞窟に隠された碑文があると発表して話題になった。作業員が発見した碑文はユダヤ教が儀式で使用する浴場・ミクバにアラム語で書かれており、推定ではエルサレム第二神殿時代（紀元前6世紀から紀元後70年まで）のものと見られている。泥と灰を使って書かれた碑文の解読は困難を極めており、専門家の中には人物名の羅列だと主張する者も。碑文には文字のほかに、木やボート、燭台などの絵も描かれており、謎はますます深まるばかりだ…。

■本の背表紙に隠された過去の断片

画像は、「medievalbooks」より

　15世紀にヨハネス・グーテンベルクが印刷機を発明して以降、手書きの写本は歴史から姿を消すことに……。その後、製本業者は使われなくなった写本の用紙を、新たな印刷物の背表紙や表紙の補強に用いるようになったという。最近では、マイクロ蛍光X線により製本を傷つけることなく、背表紙に隠された過去の写本の断片を再び取り出すことに成功。14世紀や15世紀に書かれた写本の断片が数多く発見されているが、中には12世紀の日付が記載された原稿も。12世紀に書かれた原稿には、紀元後8世紀に存在した修道士で学者のべデの研究を抜粋した内容が書かれていたという。

参考：「LISTVERSE」、ほか

文＝山下史郎

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