>  >  > 近畿地方に実在した伝統的な“女児入札制度”

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イメージ画像:「Thinkstock」より

【日本奇習紀行シリーズ】 近畿地方

 かつて結婚というものは、親同士の取り決めなどによって行われ、自由恋愛とは無縁の婚姻関係によって結ばれる男女も少なくなかった。そうした自由意志の介在しない婚姻の中には、さらに悲惨な事例も存在していたという。


「私も死んだじいさんから、子どもの頃に聞いた話なんで、そう詳しくはわからないんですけどもね、あのあたりの土地じゃ、普通の恋愛だの、結婚だのというのはまったくなくてね。すべて生まれた直後に、大人たちが勝手に決めてしまうんです」


 かつて当地に存在していたという奇妙な婚姻と、それにまつわる習慣についてこう証言するのは、現在は郷里を遠く離れた山陰地方に住む無職・佐藤精助さん(仮名・87)。佐藤さんによると、彼が生まれ育った近畿地方のとある地域においては、少女が誕生すると、なんとも奇妙な形でその婚姻相手が決定されるという習慣が存在していたという。


「言ってしまえば、セリですね。一番たくさんの金や財産を投じた人間が、その女の子をモノにできるっていう……そういう話ですね。だから、女の子が生まれると、そのうちの両親は、労せずに大金が舞い込んで来るっていうことで、大変な喜びようだったそうですよ」

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