>  >  > 【取材】巨乳ポルノ女優の強烈アート、実在ナチスのメンバー&発禁本神殿

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

■ドイツのカッセルで5年に1度開催される国際美術展「ドクメンタ」に行ってきた

 2017年、国際芸術祭が花盛りだ。というのは、2年に一度のヴェネチア・ビエンナーレ、5年に一度のドクメンタ、10年に一度のミュンスター彫刻プロジェクト、それらすべてが同年開催とあって、世界のアートピープルがこぞってヨーロッパに集まっている。

 さて、そんな中、私、ケロッピー前田は、エッジでカウンターなアートを探して、ドイツのドクメンタに訪れるとともに、自身のアートプロジェクトの活動として、フランクフルトの美術大学HfGオッフェンバッハ校での『縄文族 JOMON TRIBE』展やカッセ
ルでのサテライト展示を行ってきた。

 90年代から伝説の雑誌『BURST』などで世界のカウンターカルチャーを発信してきた私、ケロッピーがドクメンタをどうみたか。来たる8月6日(日)原宿COCONANIで開催される『オキュパイ・スクール 2017 ヨーロッパ遠征報告会』に先立ち、ここに自身の展示報告も含めてレポートしたい。

 今年のドクメンタのテーマは「アテネから学ぶ(Learning from Athenes)」、そのため、ドイツ・カッセルとギリシャ・アテネ、異例の2都市開催となった。それもドクメンタ参加の約160名のアーティストのほとんどが二都市で展示しており、同じ作家の作品を全く異なる都市で鑑賞することで、経済格差が激しいカッセルとアテネとのコントラストはますます際立つばかりである。そんな無茶な仕掛けを企んだのが、芸術監督を務めるアダム・シムジック。ポーランド出身の彼がドイツの国際芸術祭の総監督を務めるばかりか、ドイツの芸術祭を他国の都市との同時開催にしてしまった大胆さが今回のドクメンタを特徴づけている。

T01-3_%252B%252Bneue03

戦争責任者たちを干し首に Sergio Zevallos《A War Machine》


 ドクメンタは、ナチスのヒトラーが現代アートを「退廃芸術」として迫害したことに対する大きな反省から、1955年、新しいアートや表現を積極的に受け入れる芸術祭としてスタートした。そのため、政治や社会をテーマにした学究的な作品が多いともいわれている。それでも、作品の意味や背景を重視することからコンセプトを絞り込み、制作のプロセスやその資料をそのまま見せてしまうところは非常にストレートである。

今月の写真

  • ドイツ人たちは縄文タトゥーをどう見たか? カウンター視点の国際芸術祭「ドクメンタ14」&ドイツで開催された『縄文族 JOMON TRIBE』展の顛末
  • 【取材】巨乳ポルノ女優の強烈アート、実在ナチスのメンバー&発禁本神殿…! 5年に1度のドイツ国際美術展「ドクメンタ14」が激アツ!

写真アーカイブ

  • ドイツ人たちは縄文タトゥーをどう見たか? カウンター視点の国際芸術祭「ドクメンタ14」&ドイツで開催された『縄文族 JOMON TRIBE』展の顛末2017.08
  • 【取材】世界大注目の「トリックメーク」が脳が歪むレベル!! 自分の身体をキャンバスにする韓国の美人アーティストが妖艶すぎる!2017.07
  • オリエント工業ラブドール40年間の集大成 『今と昔の愛人形』展にメロメロ! “しゃべるドール”の乳首からラブジュースも放出2017.05
  • 【R20】緊縛、絶叫、オネエ、切腹…! 「大人の見世物小屋」サディスティック・サーカスが日本にやって来る!2017.04
  • 恋人たちを“真空パック”する写真家・フォトグラファーハルがヤバすぎる! 息苦しいまでの愛の密着が、海外でも高い評価2017.03
  • 最強の性倒錯者ピエール・モリニエ/近親姦、両性具有、屍姦、人形愛… 孤高のシュルレアリストの希少コレクション公開!2017.02
  • 【写真】ベルリン、廃墟の神秘 ― 無人の核シェルター、化学工場…デビッド・リンチも欲しがった東ドイツの遺産2016.12
  • ISダーイッシュと戦うペシュメルガの兵士たちを独占取材! 日本の若き写真家がみた「想像もできない戦場」とは?2016.11
  • 遊郭、足舐め、見世物小屋…写真家・薄井一議が見せるSF的昭和が、最強にエモ・エロ・不穏でヤバすぎる!2016.10
  • 未だ解明されない謎の“縄文人タトゥー”を現代に蘇らせるプロジェクトが美しすぎてカッコイイ!2016.09
  • 男根、バオバブ、男と女……富山で性と生を描き続ける若き画家・牧田恵実インタビュー2016.08
  • ダリが認めたエイリアンの絵とは? ― “異形の巨匠”H・R・ギーガーのエロティックでグロテスクな世界2016.07
  • 特別ではない沖縄を撮った“特別な写真集”が揺さぶる沖縄観! 初沢亜利写真集 『沖縄のことを教えてください』2016.06
  • 「青」が気になりすぎた写真家が撮った“青のすべて” ― シュタイナー色彩論にヒントを得た熊谷聖司の写真集が美しすぎる!2016.04
  • 死ぬかもしれない写真集 『CAMP』 ― 写真家・石川竜一×サバイバル登山家・服部文祥対談2016.03
  • クソッタレな世界を疾走する若者たちの日々の欠片 ― 石川竜一写真集『adrenamix』の希望と絶望2016.02
  • 日本の民俗芸能は「美しいんだけど、怖い」 ― 集落に伝わる神々しい恐怖を捉えた写真家・西村裕介インタビュー2016.01
  • 死者と最も近い人々 ― とてつもなく奇妙なスラム街「フィリピンの墓場村」に潜入取材!2015.11
  • 絶対に見ておきたい、人工衛星が捉えた地球の風景8! 美しくも奇妙な“奇景”が広がる!2015.10
  • 日常を“異化”する ― BankART「アートと都市を巡る横浜と台北」展で、芸術創造の過程を追体験!!2015.08
  • 600万体の骸骨が眠るパリの地下 ― カタコンブ・ド・パリの「人骨の壁」2015.07
  • 6年間都内の非常階段から景色を撮り続けた男 ― “猥雑で美しい” 日本の街並み求めて ~佐藤信太郎インタビュー~2015.06
  • 【時を超えて絶賛される】超越する乙女心 ― 岡上淑子のフォトコラージュの世界2015.05
  • 絶対に食べてみたい、名作小説の食事50選!2015.03
  • 絶対に見ておきたい、世界の廃墟5選! 不気味だけど美しい、ノスタルジックな光景が広がる2015.02
  • 身体改造、性倒錯…性的マイノリティを追ったドキュメンタリー『凍蝶圖鑑』! 鬼才・田中幸夫監督インタビュー 「変態を生き抜く覚悟を決めた彼らは、誰よりも美しい。」2015.01
  • 単なる男尊女卑ではない ― キルギスの誘拐結婚を追った写真家林典子に聞いた「アラ・カチュー」2014.11
  • 水族館の生き物は、本当に生きていると言えるか? 写真家、馬場智行が迫る「魚たちの暗闇」2014.09
  • 土屋太鳳「自然と紙を食べていた」 ― 人が人でなくなる瞬間を演じきった演技派女優『人狼ゲーム』インタビュー2014.08
  • アントワン・ダガタ ― ギャング・娼婦・ジャンキー・戦場…世界に自分を感染させる写真家インタビュー2014.06
  • 人間がやってきたことはすべて“変”なんじゃないか? ― 『奇界遺産2』佐藤健寿インタビュー 圧倒的写真と秘話2014.05
  • 【軍艦島】“日本建築史の空白の10年間”に建てられた「65号棟」 立ち入り禁止区域に秘境写真家・酒井透が迫る!2014.04
  • 【軍艦島】立ち入り禁止区域に、秘境写真家・酒井透が迫る!2014.03
  • 純血を貫くバリ原住民の村「トゥガナン村」  禁じられた結婚とは?2014.02
  • 「映画で見た血が美しかった」 “轢き殺されたお姉さん”を描く笹山直規の頭の中2014.01
  • 神秘なる人骨 ー 生と死が共存するバリ島最後の秘境「風葬の村」トルニャン2013.12
  • 【写真多数】ゲテモノからの脱皮!? やたらお洒落な虫料理本『むしくいノート』の写真がハンパない【プレゼント】2013.11
  • 呼吸を可視化する『BREATH』の世界―池谷友秀2013.10
  • 沖縄の「世界一狭いホテル」!! “歩き回る自由”を奪う驚愕の狭さ!2013.06