>  > 中毒者は“ほぼ死ぬ”鎮痛剤「フェンタニル」蔓延中

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 世界各国で合成鎮痛剤の蔓延が止まらない。アメリカでは2015年に合成鎮痛薬のオーバードース(過剰摂取)で約3万5000人が死亡している。イギリスも同様で、サン紙の調査によると、特にフェンタニルによる死亡者が急激に増えているという。識者は「この薬に対処しなければ、イギリスは近い将来『黙示録的』な未来に直面する」と警鐘を鳴らす。


■フェンタニルとは

 フェンタニルはモルヒネの50~100倍、ヘロインの25~50倍もの効果がある強力な鎮痛剤で、元来はがん患者の鎮痛および緩和ケア用に作られた薬物である。微量でも人体に大きな影響を及ぼし、実験ではモルヒネ30mg、ヘロイン10mgに匹敵する効果が、フェンタニルではわずか1mgで得られるという。フェンタニルは闇ウェブサイトで、1グラム6500円程度で販売されているらしい。

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医療用に包装されたフェンタニル 「The Sun」の記事より

 以前は悪徳医師が処方していたケースが多かったというが、マイケル・ジャクソンの死以来、当局が摘発に本腰を入れた結果、このルートは減った。最近、フェンタニルは医薬品製造に精通した人々によって密造されて、不法に販売されるルートがほとんどだという。フェンタニルは身体に痕跡が残らない上、無臭なので麻薬探知でに犬に発見されずに郵便で送れることも売人にとって大きな利点だ。また価格も安く、麻薬の売人はフェンタニルをヘロイン、マリファナ、および他の薬物と混合して売る。

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 画像は「Wikipedia」より

■スーパースターの相次ぐ死

 プリンス、マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン、その他多くのスーパースターたちがこの合成鎮痛剤で命を落とした。マイケル・ジャクソンが2009年に死亡した後、歌手チャカ・カーンも自分がフェンタニル中毒であることを世間に公にし、リハビリ施設に入所した。

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 「The Sun」の記事より

 そしてこの薬はスターやセレブだけに蔓延しているのではない。服用した一般の若者たちの多くがこの薬で死んでいった。

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