>  >  > 公衆風呂として存在していた“のぞき小屋”

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0

【日本奇習紀行シリーズ】 近畿地方

kishu08314_02.jpg
画像は「Thinkstock」より引用

 現在でもその欲望が突き動かすままに行動し、場合によっては警察沙汰にさえなってしまう人すらいる“のぞき”という行為。しかし、かつて近畿地方のとある地域においては、この“のぞき”という行為を、“おとなの嗜み”として許容していた時期があったという。

「あのね、なんだろうな、昔さ、繁華街なんかに“のぞき部屋”ってのがあったでしょう? ああいうのだよね。ああいうのをやる小屋がね、村の片隅に設けられていたっていう。そういう馬鹿げた話ですよ(苦笑)」

 かつてその地域に存在していたという“のぞき小屋”の存在についてそう証言するのは、現在、故郷を離れて滋賀県内にある長男宅で暮らしているという、小野木要蔵さん(仮名・78)。小野木さんの話によると、彼が生まれ育ったという郷里の村では、夜な夜な“のぞき小屋”を訪れる男女が後を絶たなかったという。

「……えっとね、村のはずれのね、共同風呂の近くにね、小さな小屋があってさ。それがね、今でいうと公園の公衆トイレみたいにね、ちょうど男女の入り口が別になっていてさ。まあ、厳密に言うと、“見る側”と“見せる側”の入り口が2つあるという形で。時間になると、“見る側”のところから入ってね、“見せる側”に誰か来るのを待つっていう。そんでそこに誰かくると、ナニしはじめるものだから、“見る側”の人間は、小さなのぞき穴からそれを見て楽しむっていう……完全にのぞき部屋みたいなもんだよね(苦笑)」

 村はずれに設けられたその小屋では、夜になると“のぞき”と“自慰行為”を目的とした観客サイドの村人と、“露出”を目的とした演者サイドの村人が集まり、かわるがわるお互いの行為を“堪能”していたのだという。基本的に“見られる側”には、女性たちが単独で入ることがほとんどであったというが、時折、夫婦や恋人同士などのカップルたちが登場し、いわゆる“生本番”を披露することすらあったという。

関連キーワード

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。