>  >  > TVスタッフ「またクレームが来たら面倒だからやめよう(議論せず)」

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電凸

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 主にテレビ番組の内容やタレントが不謹慎とされる発言をした際に、それらに対して抗議、または異を唱えるべく、個人、あるいは団体があらゆる関連企業や団体に電話をかけまくる「電凸」(でんとつ)と呼ばれる行動。本来、単なるクレームととられないよう、先方に事前に公開質問状を送付、身元を明らかにして行うことを指すが、実情は明確に区別できないケースが多いという。それは放送局はもちろんのこと、制作会社や芸能プロダクション、はたまたスポンサー企業にまで及ぶこともある。

 こうした行為をしたとネット上に書き込む者も多いが、そもそも「電凸」はテレビ局にとってどのような扱いをされているのか。その正直なところを関係者たちに教えてもらった。

「結論からいえば、電凸と呼ばれる抗議電話の嵐はテレビ番組に多大な影響を与えます」(テレビ局スタッフ)

 多大な影響があるというならば、それなりに効果があることなのか。電凸が行われたあとの現場の様子を教えてもらった。

クレームがあったことは定例会議でほぼすべて報告されます。基本は件数のみが伝えられることが多いですが、同じ内容にいくつもクレームが来ると、寄せられた企画やシーンについての説明もあります。そして、そのクレームの是非は別にして、大量の電話が来たという事実に局側は嫌悪感を抱くので、現場のスタッフには同じことを2度とやらないように命令が下ります」(同)

 つまり、電凸があると、その内容を吟味することもなく素直に受け入れ、その後の番組制作に反映させているようだ。

「もちろん、本当は深く議論して、なぜクレームが来たのか、どんな人がどんなふうに嫌がったのかなどを研究して今後に生かすべきです。しかし、現実的にはそんな時間もなく『またクレームが来たら面倒だからやめよう』ということで終わりです」(同)

 議論せずにただ受け入れるだけという姿勢にも問題があるようにも思える。それはそれとして、とにかく電凸レベルに発展すると、その意見はおおむね受け入れられるようだ。

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