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■4. プラセボ効果という“超常現象”

 意識が肉体に及ぼす効果も“超能力”としては興味深い。何の効能もないニセ薬でも、それと知らずに信じて服用することでなぜか実際に症状が収まることをプラセボ効果というが、これも一種の超常現象である。

 2002年に米・ベイラー医科大学が発表した研究では、膝の関節炎で手術をする見込みの患者を3グループに分けて実験を行っている。

 Aグループは軟骨を取り除くという最も本格的な手術を、Bグループは関節内のクリーニングをする軽い手術を施した。この2つの手術は実際に良く行われる手術である。そして残るCグループが行ったのは、ただ切開しただけの“フェイク手術”。どのグループの者も具体的にどのよう手術を受けたのかは知らされていない。

 A、B、Cどのグループの者も術後に同じリハビリを行ったのだが、手術を行っていないCグループの者も、A、Bグループと同じ回復ぶりを見せたという驚きの結果となった。これもまた意識のあり方によって現実が変化していることを表している。

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Collective Evolution」の記事より

 人間の意識のパワーと量子論は必ずしも同列に語られるものではないが、標準的物理学からすればどちらも“超常現象”である。そしてこれらの超常現象はますます無視できないものとして、我々の前で存在感を増しているのだ。こうした研究が今後どのような進展を見せるのか、未来に向けての明るい希望になるだろう。
(文=仲田しんじ)


参考:「Collective Evolution」、ほか

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