>  >  > 結婚相手を直感で捜索!? 北九州に実在した婚姻試練

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【日本奇習紀行シリーズ】 北九州

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画像は「Thinkstock」より引用

 一般に「結婚」というと、お互いの両親や縁者に対する挨拶からはじまり、挙式に新居探しに各種届出と、実に様々なことをこなさなくてはならないものだが、そうした事柄の大半は、「こなす」ことで自然と消化していくことが可能なものである。しかしかつてこの国においては、決して簡単には「こなす」ことのできない「試練」が与えられる形での結婚も、少なからず存在していたものだった。


「まあ、なにせ数多いる人間の中から、直感で相手を見つけなくちゃならないわけだからね。そりゃあ難しいもんだよ」


 かつて北九州地方のとある地域に存在していたという、何とも奇妙な婚姻の儀式についてそう証言するのは、現在も当地からさほど離れてはいない海沿いの小さな町に住む・鹿沼良蔵さん(仮名・80)。鹿沼さんの話によると、彼が生まれ育ったというその地域で行われていたというその儀式においては、必ずしも意中の男女が結ばれるわけではないのだという。


「あのね、なにが面白いかって、結婚式当日になるとね、男も女も、みんな揃いの白装束で、狐とも狸ともつかない、なんだか不思議なお面みたいなのをつけるのよ。それで神社の境内に集まるとね、みんながみんな、花嫁と花婿のフリをするの。それで、当の花嫁花婿はね、その中から本物の自分の相手を見つけるっていう」

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