>  >  > 東北に実在した伝統的「目隠しセックス婚」とは?

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イメージ画像:「Thinkstock」より

【日本奇習紀行シリーズ】 東北地方

 いわゆる“婚礼の儀式”というと、皇族・王族などによる国を挙げての華やかな一大祝賀行事を思い浮かべる人も少なくないだろう。しかし世の中には、こうした巨大な祝賀イベントとは一線を画す、なんともひっそりとした、不思議な儀式も存在している。


「なにせ祝詞もなければ、挨拶すらないわけだから、ホントに静まり返ったもんだよ。それにそもそも、花嫁花婿は式の日まで会うことすらないんだからね」


 東北地方のとある地域にかつて存在していたという、一風変わった“婚礼の儀式”についてそう語りはじめたのは、同地方に今なお暮らす自営業・藤岡尚道さん(仮名・84)。藤岡さんの話によると、同地で行われていたというその儀式は、その大半が“沈黙”と“秘密”によって覆い隠されているのだという。


「まず、結婚する相手は、村のね、世話役の人が中心になってさ、適齢期の子らを勝手に組み合わせて決めるの。けど、それが決まっても、本人たちにはお互いのことは教えずに、いつ頃に結婚するということしか知らせない」


 たしかに、世界中を見渡してみると、こうした“ぶっつけ本番婚”とも言うべきある種の強制マッチングじみた婚姻というのは、少なからず存在しているが、同地における婚姻は、その当日においても、なんとも不思議な様相を呈しているという。


「当日はね、花嫁花婿は着替えたあとでさ、目隠しをされちゃう。それで迎えにきた村の世話役たちに手を引かれてね、式の会場まで行くの。その間ね、本人たちはもちろんそうだけれども、周りの人も全員が一言も口を利いちゃいけない。それで会場に着くでしょ。そしたら、神職の人がね、無言で、身振り手振りだけで、まじないみたいなのをやって、それで終わり。その間、誰一人として何も言葉を発しないしね、咳払いひとつしやしない。本当にしんと静まりかえった儀式なんだよ」

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