>  > 園児にワサビ大量注入の“児童虐待”

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日刊サイゾー

[caption id="" align="aligncenter" width="300"] 男児に、大人の親指ほどの大きさのあざが見つかった[/caption]

【日刊サイゾーより】

 本サイトでは中国で相次ぐ児童虐待をたびたび取り上げてきたが、ある託児所で起きたケースが、中国社会に衝撃を与えている。というのも、この託児所「上海携程親子園」は、中国の旅行サイト最大手「携程旅行網(Ctrip)」が運営していたからだ。Ctripは世界で2番目に大きい旅行サイトで、中国本土はもちろん、アメリカ市場にも上場しているほど。

「新京報」(11月8日付)などによると、携程親子園を利用していた王さんが、子どもの耳に赤紫色のあざができていることに気づいた。すぐに保育士にショートメールで問い合わせると、「子どもが転べばあざができるのは当然であり、病院に連れて行けばいいのでは? もし疑問があれば、園内に設置されている監視カメラの映像を見ればいい」と強気な返信が……。

 そこで王さんは映像の開示を要求。見てみると、驚くべき光景が記録されていた。保育士が、ある女児に服を着せる際、邪魔だったのか、女児が手にしていたカバンを力いっぱい床に叩きつけ、頭を小突いているではないか。女児は、たまらずに倒れ込んでしまっていた。

 

[caption id="" align="aligncenter" width="400"] カバンを叩きつけられたうえに、頭を突き飛ばされた女児[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="400"] 園児は、日常的にワサビを食べさせられていたという[/caption]

 別の日の映像では、男児が保育士に無理やり何かを口に入れられ、即座に泣きだした。しばらくするとその保育士は、泣きだした別の女児の頭を叩き、椅子から立たせると、やはり何かを口の中に入れた。保護者の調査によると、その正体は、なんと練りワサビだったという。ある女児は、30分間に、チューブの半分の練りワサビを食べさせられていた。

 従業員に対する福利厚生の一環で2016年に開園した上海携程親子園は、上海現代家庭雑誌社傘下の「為了孩子学苑」という組織が管理を請け負っていた。その後、現代家庭雑誌社は、上海市婦女聯合会が全額出資していることも判明。婦聯会は公益機関であることから、市民による非難の声はいっそう強まっている。

[caption id="" align="aligncenter" width="229"] 練りワサビの入ったチューブの画像を見せられた女児は、「辛かった」と証言した[/caption]

 事態を重く見た携程は、7日に警察に通報。園長、主任、保育士、事務員が警察から取り調べを受け、3人が虐待の疑いで拘留されたという。園長を含め、事件に関わった保育士はすぐに解雇され、親子園は業務停止に追い込まれた。

「TechWeb」(11月12日付)によると、同園では園児に1日2回しか水を与えていなかったり、昼食の時間を7~8分と定め、それを過ぎると食べ物を捨てられていたりと、次々に新事実が明るみになり、業務再開のめどは立っていない。

 携程は、施琦副総裁がインタビューに応じたり、中国版Twitter「微博」で釈明したりと火消しに躍起になっているが、管理を第三者に委託していたことを強調したせいもあり、大炎上。コメント欄には、「おまえらのアプリは、すでに削除した」「携程はゴミだ。倒産を願う」といった抗議が殺到した。日本に進出するなど海外展開を進めている携程だが、今回の事件が企業イメージに与えるダメージは大きく、当分は尾を引きそうだ。
(文=中山介石)

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