>  >  > 命に対する感覚が麻痺する「世界の殺人動画総集編」

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画像は、「the YNC.com」より

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)の勢力は、いまや風前の灯火だ。今月17日、イラク軍はISに支配された西部アンバル州の町ラワを奪還。これによって、ISはイラク国内からほぼ一掃された。同様にシリアでも、ISの主要拠点だったラッカやデリゾールなどがすでに解放されている。

 ISは壊滅寸前だが、彼らが残した爪痕は深い。中でも、彼らがネット上に公開した処刑動画の数々は、世界中の人々を恐怖のどん底に陥れた。そして今、これらの残酷映像を編集した「殺人動画総集編」が、海外の過激動画サイト「the YNC.com」に公開されている。

 激しい音楽に合わせて次々と映し出される“死”――。車に向けて銃を乱射するモノクロ映像から始まり、斬首・銃殺・焼殺など、ISによる残虐処刑のオンパレードだ。銃で撃たれた頭部は、四方に真っ赤な脳漿をまき散らす。ナイフで切り付けられた頸部からは、真っ赤な鮮血がとめどなく溢れ出す。まるで、自分の死に気づいていないかのように虚ろな表情を見せる死体も……。いずれも、実際の殺人現場を収めた動画であるにもかかわらず、リアリティーが欠如している。なぜか?

 それは、「殺人動画総集編」に収録された個々の死から、それらの背景にあるドラマが失われているからだ。たとえば、一人の女性が銃撃され、頭部を撃ち抜かれて絶命するシーンがある。真っ赤に染まった彼女の顔面。少し前まで生きていたとは信じられないくらい無惨な姿だ。しかし、なぜ彼女が殺されたのかは一切語られない。「殺人動画総集編」のワンシーンとして編集された彼女の死は、「かわいそう」「残酷」「グロテスク」といった評価の対象にはなっても、それ以上の意味を持ち得ないのだ。

 ISの処刑シーンについても同じことがいえる。本来、彼らの処刑動画は、自らの主張を全世界に発信するためのプロパガンダだったはずだ。時に、子どもや高齢者のメンバーに処刑を行なわせたり、人質を殺害する前に身代金を要求したりと、演出に力を入れてメッセージ性を強めていた。しかし、「殺人動画総集編」の中では、こうした事情が排除され、ひたすら血まみれの死体が映し出されるだけだ。これは、人間の尊厳に対する冒涜ではないだろうか?

 コメント欄には、「良い動画だ」「これはアートだ」などの好意的な評価も散見される。しかし、「殺人動画総集編」は、人間の死を軽視することにもつながる危険な動画であり、決して称賛には値しない。世界には狂気と暴力にあふれていると同時に、それらを茶化して喜ぶ連中もいるのだ。彼らが作った、「殺人動画総集編」のような動画がネット上に残ってしまうのは、とても恐ろしいことだ。

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コメント

2:匿名2017年11月24日 00:25 | 返信

中東系の動画は削除されずにグーグルドライブやarchive.orgやvideopressに保持されています。

本数にして1950本(2014年以降は720pと1080pが主流)以上とあらゆる文献、
容量にして数百ギガバイト単位。
個人的には、現在の文明形態がなくなるまで永久に保存されるべき歴史的資料ですね。

1:匿名2017年11月24日 00:09 | 返信

勢いがよくて普通に最後まで見てしまったわ

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