>  >  > 闘牛のツノで顔面を“こじ開けられた”男

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画像は、「LiveLeak」より

 近年、闘牛士の死亡事故が相次いでいる。以前トカナで報じた通り、2016年7月、スペインで29歳の闘牛士が500キロを超える牛に胸部を突かれ、肺や心臓を損傷して死亡した。昨年6月にも、フランスで36歳の闘牛士が同様の事故で死亡。そして、こうした事故は、プロの闘牛士だけでなく「牛追い祭り」などで一般人にも降りかかる。その衝撃映像を、海外の動画サイト「LiveLeak」から紹介したい。

 観客がぐるりと取り囲む広場を、牛が猛烈な勢いで走り、座り込んでいる男性の背後から突撃。ツノを服に引っかけて男性を運んだ後、地面に放り投げた。仰向けに倒れた男性は、興奮の収まらない牛に顔面をツノで抉られる。ほんの一瞬の出来事だった。男性の顔は、口から目にかけて崩壊。皮膚が裂け、肉が露わになり、もはや顎や鼻も原形をとどめていない。この後、男性は救助されたようだが、生死は不明である。

 闘牛では、事故に遭う人間の数万倍もの牛たちが毎年、残酷な方法で殺されている。昨年4月、フランスで闘牛の反対運動を繰り広げている団体「FLAC」がキャンペーン動画を作成してYouTube上に公開。TwitterなどのSNSでも話題となり、瞬く間に世界中へと拡散した。この動画では、牛の代わりに恐竜が闘牛場に現れ、闘牛士たちと死闘を繰り広げる。闘牛士は恐竜の背中に何本も槍を突き刺していく。血まみれになって弱った恐竜は地面に倒れ、もはや虫の息だ。そんな恐竜にとどめを刺すべく、闘牛士は首に短剣を刺すのだった。実際の闘牛でも、牛たちは恐竜と同様の死に方をする。さながらリンチのワンシーンのようだ。

 人間が犠牲となる事故の多発や、牛の虐殺を見世物にすることへの批判などによって、闘牛廃止の風潮が高まっている。動物愛護団体は「闘牛は動物虐待だ」だと主張する。その一方で、「闘牛は伝統文化だから廃止してはいけない」という反論も根強い。対立の背後には価値観や宗教などの違いも絡み合い、さながらカオスの様相を呈している。さらには、政治や経済的な観点も議論に大きな影響を及ぼす。

 そもそもスペインのカタルーニャ州では、2012年から闘牛が禁止されていた。これに対して、同国の憲法裁判所は2016年10月、スペインの無形文化遺産である闘牛を禁止することは憲法違反に当たると判断。闘牛をめぐる議論は、カタルーニャ州と中央政府の対立の表れでもあるのだ。

 昨年10月、カタルーニャ州でスペインからの独立の是非を問う住民投票が行われ、賛成が92%に達したため、同州は独立を宣言。中央政府は同州の州議会を解散し、同年12月21日に州議会選挙が実施された。結果は、独立派が135議席中70議席を獲得。選挙結果を受けて、現在カタルーニャ独立の気運はますます高まっている。こうした政治的混乱は、闘牛をはじめとする伝統文化の存廃をも左右するのだ。

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