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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 iPhone Xでは新たなID認識システムとして、Face IDが採用されたことが大きな話題となった。端末がユーザーの顔を判別してロック解除などを行うものだが、アジア人の顔認証には不向きなのでは? との疑惑が浮上している。

 というのも、中国で他人の顔でFace IDの認証が突破されるという事象が相次いでいるのだ。

 新浪新聞(12月16日付)によると、江蘇省南京市に住む女性が購入した2台のiPhone XでFace IDの認識実験を実施。ID登録した自分のiPhone Xを会社の同僚の女性に渡し、解除を試みたところ、なんと成功してしまったというのだ。

 その後、もう1台のiPhone Xで同様の検証をしたところ、2台目も同様に解除に成功してしまい、セキュリティーの安全性に関して大きな波紋を呼び起こしている。

 女性がアップルストアに説明を求めたところ、「カメラの不具合」「ソフトウェアの不具合」といった説明を受けたが、根本的な解決には至らなかったという。

 また、英紙「デイリーメール」によると、上海市に住む女性のiPhone XのFace IDは、彼女の息子の顔でロック解除されたという。

 なお、中国のネット上では、ほかにも同様の認証エラーを報告する書き込みが寄せられている。


Face IDでは区別されなかった中国人母子
 顔認証システムそのものをめぐっては、黒人男性がゴリラと認識されたり、褐色の肌をした有色人種の顔が認識不能とされたことがかつて話題となった。

 こうした負の歴史を踏まえ、アップル社では10億に上る顔のサンプルをデータとして使い、有色人種の人々にも高精度な顔認識システムが提供できるようになったとし、誤認識の確率は100万分の1と発表していた。

 そんな最新技術を駆使しても顔認証が解除できてしまったことについて、中国のネットでは「白人のみの顔で認識システムを構築したのではないか」「有色人種だけからこうした問題が出てくるのはおかしい」「アップルはレイシストなのではないか」など、人種差別を疑う声までもが多く寄せられている。

 かつて中国で絶大な人気を誇ったiPhoneシリーズだが、中国スマホ市場では、国内メーカーの猛追を受けている。このまま人種差別疑惑を放置すれば、アップル社にとって致命傷となるかもしれない。
(文=青山大樹)

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