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 今や世界を席巻する仮想通貨。ビットコインの高騰や急落がニュースで報じられるようになり、スマホを持たない高齢者ですらその名を知るようになった。さて、国際的にも大きな影響力を持つようになったデジタル通貨を国家で発行しようとする動きがある。そんな国の一つがエストニアだ。Webメディア「Futurism」がその動きについて報じている。

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画像は「Thinkstock」より

■デジタル先進国エストニア

 昨年8月、エストニアは暗号通貨エストコイン(estcoin)の発行計画を発表した。エストコインはエストニアが推進するデジタル国家「e-residency」内でトークン(代替貨幣)として使われる予定で、サービスの安全性向上と活動の活性化に寄与するとされる。当然だが、エストニアの通貨であるユーロとリンクした信頼できる通貨としての利用も想定される。

 ところで、中国やロシアならともかくなぜエストニア? という疑問を持つ方もいるだろう。実はエストニアこそ、世界でも有数のデジタル国家なのである。

 エストニア共和国は北ヨーロッパにあるEU加盟国の一つだ。古くから様々な国々に支配、占領されてきた歴史があり、1991年にソビエト連邦から脱退して独立した新興国の一つである。歴史的経緯もあって国境を接したロシアとは強い緊張関係にあり、EUに加盟するなどしてヨーロッパとのつながりを強めている。

 さて、エストニアは近年急成長を遂げていることでも知られている。その原動力はITだ。1990年台半ば、急速に発展し始めたITに活路を見出し、世界でもいち早く政府や行政サービスのデジタル化を推し進め、学校でのIT教育を推進した。その甲斐もあり、2004年には念願だったEUとNATOへの加入を実現し、Skypeを始めとして世界的にも有名なスタートアップ企業が現れるようになったのである。

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