>  >  > 着脱可能な顔面をもつ“パズル頭の男”がホラーすぎる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0

※2頁目に衝撃的な動画を掲載しています。苦手な方は文章のみご覧ください。

20180109_face_thumb.jpg
画像は、「LiveLeak」より

 まずは、動画共有サイト「LiveLeak」に公開された映像を見てもらいたい。画面に現れたのは、老人の顔――。やや左右非対称なのが気になるが、至って普通のおじいさんだ。しかし次の瞬間、とんでもなくホラーな展開が待っていた! 老人が顔の右側に手をやると、なんと、顔面がパカッと開いたではないか!? 右半分を取り外した顔には、ポッカリと空洞が広がっている。さらに彼は、空洞と口に指を突っ込んで、今度は口から入れ歯のようなものを取り出した。顔半分だけでなく、口の中の一部さえ作り物だったのだ。

 動画の中盤では医師が登場する。ホラー映画のワンシーンのように見えるこの動画だが、実は医療現場を撮影したものなのだ。老人が顔に装着しているのは、3Dプリンターで作られた義顔である。何らかの理由で顔の右半分を欠損した老人が、顔の機能や社会生活を取り戻すため、義顔の制作を依頼したのだろう。

 近年、3Dプリンタが医療分野に導入され始め、義手や義足だけでなく、手術のシミュレーションで使用する内臓モデルなども作られている。以前トカナで報じた通り、2013年には、腫瘍摘出手術のために顔の左半分を失ったエリック・モーガンさんが3Dプリンタで顔面を再生させて世界的に話題となった。

 そして現在、3Dプリンタの技術は、がん治療や再生医療にも応用されつつある。ドイツのナノサイエンス研究所は、動きの悪い精子の動きを高める「スペルマ・ボット」を3Dプリンタで作成。これは、磁界によって制御する螺旋状の金属で、精子に巻き付けて用いられる。不妊治療だけでなく、子宮がん治療にも役立つと期待されている。卵子を目指して子宮内を泳ぐ精子の性質を利用すれば、子宮がんのがん細胞を狙ってピンポイントで投薬することも可能になるからだ。スペルマ・ボットによる子宮がん治療の技術はまだ実用段階にはないが、がん細胞だけを狙い撃ちする標的療法の発展に大きく寄与する可能性がある。

 先月26日には、沖縄県うるま市の沖縄バイオ産業振興センターに「細胞塊積層装置(バイオ3Dプリンタ)」が設置された。この装置を使うと、あらゆる身体組織を形成する能力を有する細胞塊を大量生産できるという。先月初旬に動物実験が行われ、細胞塊が腫瘍化していないかなどの経過を観察中である。このバイオ3Dプリンタが実用化すれば、人体組織を修復する再生医療が前進するだろう。

 将来、3Dプリンタ技術の進歩によってがん治療の方法が改善され、「LiveLeak」の老人やモーガンさんのように、腫瘍摘出のために顔面をくり抜かなくても済むようになるかもしれない。また、再生医療が発達すれば、欠損した身体部位を完全に修復できるようになるかもしれない。3Dプリンターの可能性は無限大である。「LiveLeak」の動画は、3Dプリンタがもたらす明るい未来を示唆しているといえないだろうか?

※次頁に衝撃的な動画を掲載しています。苦手な方はTOPにお戻りください。

関連キーワード

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。

18歳未満閲覧禁止

ここから先のコンテンツには、過激でグロテスクな表現と画像が含まれます。そういったものが苦手な方は、強い精神的不快感を覚える可能性があるため閲覧はお控えください。また、18歳未満の方の閲覧を禁止いたします。閲覧される方は必ず各自の責任を持ってご覧下さい。

閲覧しますか?