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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 禁煙の動きが世界的に波及する中、そんなことをものともしない祭りがポルトガルの片田舎に存在する。

 首都・リスボンから約450キロ離れた同国北部に位置するバーレ・デ・サルゲイロ村では、毎年1月6日から7日にわたり、東方の三博士のベツレヘム来訪を祝う公現祭が開かれる。クリスマスシーズンの終わりを意味するこの祭りでは、ミサで祈りがささげられるほか、鼓笛隊が音楽を奏で、村人が薪の周りで踊ったりと、さながら日本の盆踊りのような風情だ。ただ、子どもたちがこぞって喫煙するという点を除いては……。

 この祭りでは、親が子どもにタバコを与え、喫煙をさせる習慣があるのだ。

 動画サイトにアップされているこの祭りの様子を撮影した映像には、あどけない顔の小学生くらいの男女が歩きタバコをしながら、白い煙をくゆらせている様子が見て取れる。

 ポルトガル紙「コレイオ・ダ・マーニャ」によると、5歳の子どもも喫煙するというこの祭りには数世紀にわたる歴史があるというが、その習慣がいつ始まったのか、またどういった意味があるのかについては、まったく不明だという。

 伝統とはいえ、子どもへのタバコの害が気になるところだが、地元民は「ふかしているだけだから害はない」「もちろんそれは祭りの2日間だけで、子どもはほかの日にはタバコをねだったりしない」と、いたってのん気だ。

 ちなみにポルトガルの法律では、タバコを購入できるのは18歳からとなっているが、親が子どもにタバコを与えることを取り締まる法律はないという。

 日本でもひと昔前には、祭りの日に限っては未成年の飲酒が黙認されていたことを考えると、似たようなものかもしれないが……。

 

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