>  >  > 蚊を訓練して“人間を刺さなくさせる”ことに成功!

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 多くの病原体の運び手でもある蚊の対策は、感染症予防の重要な課題の一つである。今月、非常に興味深い研究結果が今月25日付の学術誌「Current Biology」に掲載され、話題となっている。なんと、蚊を訓練して人間を避けるよう学習させることが可能だというのだ。

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画像は「Thinkstock」より引用

■蚊は学習する

 蚊を訓練できるという驚きの研究を発表したのは米国・ワシントン大学の神経科学者Jeff Riffell氏らのチームだ。我々もよく知っているように、蚊はおいしそうな匂いに引き寄せられる習性を持つ。だが、ラットや人間の“おいしそうな匂い”に晒しながら、肌に付いた蚊を叩き潰したときに伝わるのと同じ振動を与えたところ、明らかにその匂いを忌避するようになったという。

 Riffell氏はNational Geographicでのインタビューの中で、「本質的に“パブロフの蚊”である」と自らの研究成果を説明している。“パブロフの犬”とは餌を与える前に毎回同じ音を流すとやがて音だけでも唾液を出すようになるという有名な条件反射の実験の呼称であるが、それに自らの実験をなぞらえたのである。蚊は匂いと振動の関係を結び付けて危険を学習したのである。

■効果は虫除け剤並

 実験で使われたのはデング熱やジカ熱などの感染症を媒介するネッタイシマカである。訓練後、蚊は24時間以上その匂いを忌避し続けたが、これは虫除け化合物として知られる「ディート」を含む強力な防虫剤と同じくらい強力な効果だったという。複雑な匂い成分のうち、特に強く反応する成分もいくつか特定された一方、ニワトリの匂いでは条件付けがうまくいかないことなども分かった。

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