>  > 中国ロケット墜落事故と報道規制の闇

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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 中国で1月11日に打ち上げられたロケット「長征3号B」の一部が地上に落下するという事件が発生したようだ。

 発射地点の四川省西昌市から西へ約700キロ離れたの山間部で住民によって撮影された映像には、白い物体が上空から自由落下し、地上に達した瞬間に大きな火柱が立ち昇る様子が収められているほか、路上に横たわる筒状の物体が激しく燃焼している。

 現在のところけが人などの情報はないが、付近には民家も確認でき、落下地点が数メートルずれていれば大惨事となった可能性もある。


路上に横たわり、燃焼を続ける筒状の物体
 ちなみに中国の主要メディアはこの事故についてほとんど報じておらず、SNSで拡散される映像によって広く明るみとなった。映像を見た海外の専門家などによれば、落下したのはロケットのブースター部分とみられ、燃料に発がん性物質が含まれていることを危険視する声も上がっている。

 この落下事故の2日前に打ち上げられた長征2Dロケットからも、部品の一部が、湖北省の畑に落下したばかりだが、発射センターがある西昌市の住民にも忘れられない過去がある。

 同市では、1996年2月14日に打ち上げられた同型の長征3号Bが、その直後に突然コントロールを失い、近隣の市街地に墜落しているのだ。中国政府はこの時の死者を56人としているが、海外メディアによって公開された落下地点の映像では、絨毯爆撃を受けたかのように壊滅した街が映されており、死者の数も500人に上るとの報告もある。


1996年に起きたロケット墜落事故で崩壊した村落の様子
 宇宙覇権を目指す中国は、宇宙ロケットや有人宇宙船の発射を繰り返しているが、その陰にどれほどの犠牲が隠されているのだろうか。ちなみに、現在宇宙空間で制御不能に陥っている中国の衛星「天宮1号」は、今年3月までに地球上の北緯43度~南緯43度の範囲に落下することがわかっており、我々にとっても対岸の火事ではないのだ。

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