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 絶滅の危機に瀕している野生動物は何としてでも守りたいものだが、その努力が水泡に帰してしまうケースが報告されている。個体数を増やそうとこれまで懸命な取り組みが行われてきた絶滅危惧種の保護活動だが、なんと、そんな種のひとつ、野生馬はとうの昔に地球上で絶滅していたのだという。


■野生馬と信じられてきたモウコノウマの先祖は家畜馬だった!

 シマウマやロバを除く一般的なウマの野生種はどこで暮らしているのだろうか? 改めて問われてみれば、確かに野生馬が自然の中で暮らしている姿を想像するのは難しいかもしれない。

 ユーラシア大陸の広大な草原地帯であるユーラシア・ステップに生息するモウコノウマ(Przewalski's horse、プルツワルスキー馬)はこれまで野生馬の子孫であると考えられ、絶滅から個体を守り再び野生化させる取り組みが各地で行われているのだが、その努力は残念ながら徒労に終わってしまいそうだ。最近の研究でこのモウコノウマは野生馬ではなく家畜馬の子孫であることが判明したのだ。

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 画像は「Wikipedia」より

 2月22日に科学誌「Nature」で発表されたレポートは、これまで野生馬の系統にあると考えられてきたモウコノウマは、実は5500年前に家畜として飼われていたウマの子孫であることが明らかになったことを報告している。

 研究チームはカザフスタン北部のボタイ(Botai)とクラスヌイヤール(Krasnyi Yar)で発掘調査を行い、出土したウマの骨のDNAを分析し、すでにゲノム情報が解析されている古代馬と現代馬とを比較検証した。その結果、発掘されたウマは現代馬の祖先ではなく、モウコノウマの先祖であることが判明した。そして発掘されたウマは、この地で5500年前に家畜として飼われていたことが極めて濃厚であることもわかった。ということはモウコノウマは家畜馬の流れをくむ種であるということになる。

「悲しむべきことにこれは現在、地球上に野生馬が生息していないことを意味しています。モウコノウマを研究している多くの生物学者にとっては大きなショックです。我々はこのウマが現存する唯一の野生馬だと考えていましたが、もうすでに野生馬は絶滅していたのです」と研究者の1人、米・カンザス大学のサンドラ・オルセン氏は語る。

 現在野生の状態で生息するモウコノウマは2000頭ほど確認されているのだが、研究者たちが野生種であると見紛うのも無理はない特徴がいくつもあるという。まず目につくのはボリュームのあるタテガミが常に立った状態にあることで、これは現代の家畜馬には見られない特徴であるという。またふさふさとした分厚い毛皮も野生馬ならではであるということだ。ただ、こうした特徴は野生化したことで再び備わってきたものであると考えられなくもない。

コメント

1:匿名2018年3月 5日 14:24 | 返信

古代人は、空を飛ぶニワトリを庭で飼える「庭鳥」に改造して、野生のブタを
元々「豕」(←野生のブタ)を家畜と成る食肉を取る「肉=月(にくづき)」という
「豚」に改造した。猪はブタの仲間ではあるが、遺伝的に同じブタではない。
昔のチベット人は、野生の熊を「笹を喰うパンダ」に改造した科学力を持っていた。
レッサーパンダの方が発見が先だが、
パンダはシュメールが住んでいた海蛇座のパンドラ(テラの隣の星)で知られていた。
パンドラはベントラとも言い「帯(バンド)」が名の由来の惑星である。
海蛇座で生まれた生き物で、その頃から「パンダ」で親しまれていたのである。

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