>  >  > ダイナマイト漁失敗で失われた右手が痛々しい

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画像は、「KASKUS」より

 海や川に爆発物を投げ込んで爆発させ、その衝撃によって死んだり気絶したりした魚を回収する漁法を「ダイナマイト漁」という。稚魚や魚以外の生物まで殺し、魚たちの住処であるサンゴ礁も破壊してしまうため、生態系への影響から多くの国々では禁止されている。

 しかし、東南アジアやアフリカなどの一部地域、特に貧しい漁民たちが住む地域では、現在もダイナマイト漁が行われている。というのも、ダイナマイト漁で効率よく大量の魚を捕獲できるからだ。海の環境保護と持続可能性を促進する「SAIA」が制作した動画では、フィリピンにおけるダイナマイト漁の実態を知ることができる。「フィリピン最後のフロンティア」ともいわれるパラワン島では、漁民たちが手作りの爆発物を使った漁を行っている。彼らは自分たちの行為が違法であると知りつつ、大家族を養うための収入を得るため、海に爆弾を投げ続ける。

 ダイナマイト漁は生態系の破壊をもたらすだけでなく、時として漁民たちの生命をも脅かす。そんな悲劇をマレーシア紙「ISMAWeb」から紹介しよう。

 マレーシアの都市コタバル郊外の川で今月2日、漁師の男性(27)が爆弾によって両手を損傷する事故が起こった。彼が川へ投げ込んだ手製の爆弾は不発。そのため、彼は原因を調べよう爆弾を手に取った瞬間、爆弾が爆発した。彼は病院に搬送されて手術を受けたが、現在も昏睡状態にあるという。彼の手の写真は目を背けたくなるほどだ。特に右手は手首から先が失われ、骨と筋肉が剥き出しになっている。ダイナマイト漁の危険性を物語る写真といえよう。

 このようなダイナマイト漁が横行するのは、捕獲された大量の魚に需要があるからだ。「SAIA」の動画では、小売業者が買い取った魚がどこへ流通するのかは言及されないが、多くは国外へと輸出されるのだろう。我々日本人が食べている魚の加工品にも、ダイナマイト漁によって乱獲された魚が使われているかもしれない。そうであれば、我々が一方的にダイナマイト漁を批判するのはフェアではない。東南アジアなどの漁村が抱える貧困問題を解決する方法を提示しない限り、生態系も漁民の命も守ることは難しいのだ。
(文=標葉実則)

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