>  >  > 鳥葬のための死体解体! 人間が“ぶつ切り”に

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画像は、「LiveLeak」より

 今月17日19時に放送されたTBSの特別番組『世界ふしぎ大冒険! TBS60年の貴重映像を大公開? もう見られない世界・幻の瞬間!』がネット上で大いに話題となった。というのも、中国南西のチベット自治区で行われていた「鳥葬」の映像が流れたからだ。

 これまでトカナでも何度か紹介した通り、鳥葬はチベット仏教で行われる伝統的埋葬法。遺体は魂の抜け殻にすぎず、ハゲワシに食べられることで天へと運ばれ、ほかの生命への施しにもなるという思想を背景とする。また、チベット高地では火葬用の薪が手に入りにくく、寒冷な気候故に土葬した遺体が腐りにくい、という地域特有の事情もあるという。

 鳥葬は僧侶や専門の職人による管理下のもとで執り行われる。その貴重な作業の様子を映した動画が、海外の動画共有サイト「LiveLeak」に公開された。

 地面に並べられたいくつもの遺体と、それらを取り囲む人々――。遺体は皮を剥がされ、四肢を切断されて、ぶつ切りの肉片へと変わっていく。目を背けたくなる光景であるが、鳥葬は死者を天へと送るための儀式であり、その作業として遺体の解体があるのだ。そこに猟奇的な意味が込められているはずもなく、人々はただ淡々と作業を進める。集団の中にいる僧侶も、表情を変えることなくナイフで肉をこそぎ取っている。日本人の目には、あまりにもシュールな光景として映るだろう。

 解体された遺体がこの後どうなるのかは、トカナの過去記事を参照してもらいたい。たくさんのハゲワシたちが群がり、頭を血で染めながら肉片をついばむ光景は衝撃的である。しかし、このような鳥葬は、現地の人々にとって決して残酷なものではなく、宗教的な死生観に基づいた自然への回帰に他ならないのだ。

 とはいえ、近年、鳥葬は存続の危機にさらされている。ハゲワシの減少によって儀式を行うのが困難になっていると同時に、医療行為で使用された医薬品や化学物質が遺体に残留していることも問題視されているのだ。また、専門家による作業が高額であるため、遺族が費用を支払えない場合、遺体の処理が不十分になることもあるという。こうした事情から、チベットの都市部では火葬が最も好ましい選択肢とされている。

 かたや西洋では、鳥葬のような自然葬が注目を集め始めている。自然葬は、管理が必要な伝統的墓地に埋葬する場合と比べて、環境にやさしく費用も抑えられるからだ。伝統的な鳥葬が風化しつつあるにもかかわらず、先進国では自然葬への関心が高まっている。鳥葬は、時代のニーズに応じて形を変えながら、後世に残っていくのかもしれない。
(文=標葉実則)

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コメント

1:匿名2018年3月25日 17:42 | 返信

へー
そのまま放置してるワケじゃないんだ。
トカナもたまには有益な情報を載せるんだ。
・・・有益?w

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