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言ってはいけない宇宙論』(幻冬舎新書)

 宇宙論で今一番ホットだと本書で説明されているのが“量子重力論”だ。この理論が完成すれば、宇宙論の抱えているすべての問題が一発で解決されるらしい。前回に引き続き、『言ってはいけない宇宙論』(幻冬舎新書)を上梓された小谷太郎氏に話を聞く。

・ インタビュー前編:科学者が触れてほしくない「物理学7大タブー」とは? 現代物理学は崩壊寸前!


■答え一発、量子重力論

「重力を量子力学に取り込もうという研究が何十年もされているんですが、いまだにできません。数学的に非常に難しいんです。量子力学の難問を解くのに“繰り込み”というテクニックがあるんですが、重力にはそれが使えないんですよ。別な手法が必要で、まだ誰も成功していない」

 原子は原子核の周りを電子が回っている。これを量子力学を使わず、電磁気学だけで考えると、電子は原子の周りを回っている間に電磁波を放出してエネルギーを失い、原子核まで落ち込んでしまう。

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小谷太郎氏(撮影:編集部)

「原子が存在できないことになるんですね」

 でも原子は存在している。だから電磁気学ではない別の数式、別の考え方に基づいた別の数式が必要になった。

「新しく生まれた物理、量子力学を使うことで問題は解決したんです」

 同じことが今、宇宙理論にも起きている。ひとつはブラックホール。

「ブラックホールの中心は既存の相対性理論では説明できないんですね」

 ブラックホールの中心では時間と空間のゆがみが無限大になってしまい、物理法則が通用しないのだ。だから特異点と呼ばれる。宇宙の始まりも特異点であるため、ブラックホールの内部がわからなければ宇宙の始まりもわからない。つまり今の宇宙論は、ブラックホールがわからない現在、ただの未完成理論でしかないのだ。

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イメージ画像:「Thinkstock」より

「なぜビッグバンが起きたのか、誰も説明できない」

 これを説明できるのが量子重力論なのだ。

コメント

2:匿名2018年4月 5日 19:00 | 返信

例え自分が死んだ後でも天文学に触れる機会がある気がして来た

1:匿名2018年4月 4日 18:14 | 返信

ブラックホールはあらゆるエネルギーを吸収して観測できないだけの恒星であり、
「ブラックホールは穴ではない」太陽もある種のブラックホールと言える。

重力を生み出す「質量」(空間に居続ける引っ掛かり)は、
粒子の運動によって起こるスリップストリームみたいの物で、空間の凹みである。
拡大すると台風と台風の目の様な状態に成っている。

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