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画像は、「LiveLeak」より

 インド南西部のナガラホール国立公園で今月、アジアゾウが燃え残った木炭を口に入れて白い煙を吐き出す様子が確認された。まるで喫煙しているかのようなゾウの行動は実に珍しく、今後研究が進められるだろう。ゾウの“喫煙”一つとっても、人間にはわからないことだらけである。まして、動物園やサーカスでしかゾウを見たことのない先進国の人々にとって、野生のゾウの実態は謎に包まれている。そんなゾウへの理解を深めるためにも、海外の動画サイト「LiveLeak」に公開された映像を見てもらいたい。

 動画は、インドのマラバール海岸沿いに位置するケーララ州で撮影されたという。柱の間を闊歩する1匹のゾウ――。街中に現れたゾウにびっくりしているのか、人々は遠巻きにゾウを眺めている。一方、ゾウは気が立っているのか、黄色いシャツを着た男性を追いかけてくる。そして画面が変わった次の瞬間、この男性がゾウに蹂躙される様子が映し出された。地面に倒れた男性は、ゾウの長い鼻の先で転がされ、頭や体を足で何度も何度も踏みつけられる。ゾウが去った後には、動かなくなった男性の無残な姿が……。すぐに周りの人たちが駆け寄り、男性の体を引きずっていく中、ゾウは路地を曲がって姿を消した。男性の生死や、ゾウの行方については不明である。

 このように、野生のゾウは人間にとって脅威となり得るのだ。動画の舞台であるインドだけでなく、アジア諸国でもゾウによる被害は多発している。ゾウと人間の衝突が多発するマレーシアでは、人間によって訓練されたゾウを使って野生のゾウたちを人里離れた場所に移住させる試みも行われている。活動を担う国立ゾウ保護センターは、約30年間で700頭以上のゾウをジャングルの奥地に移住させたという。人間の居住地が拡大することで、ゾウたちは住処を追われて行き場を失っている。そもそも、人間が衝突の原因を作っているのだ。

 バングラデシュは、さらに事情が複雑だ。同国には、ミャンマー軍の掃射作戦から逃れてきたイスラム系少数民族ロヒンギャが難民キャンプを営んでいる。その難民キャンプのあるクトゥパロンはアジアゾウの生息地であるため、ゾウたちは難民を襲い、既に10人が殺されたという。ロヒンギャ問題という人間同士の宗教的・民族的対立が、ゾウたちの生活をも脅かし、結果として死者まで出ている。こうした悲劇をなくすには、自然保護の取り組みだけでは不十分で、政治的な解決策を模索する必要があるだろう。ゾウと人間の衝突の背後には、人間社会の抱える矛盾が見え隠れする。
(文=標葉実則)

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コメント

2:匿名2018年4月10日 22:13 | 返信

ゾウに対して密猟者が行っている事に比べれば生温い方

1:匿名2018年4月 9日 21:45 | 返信

あーこれ完全に死んでるなwww

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