写真家・中筋純が撮り続ける「原発事故」の真実!
写真家・中筋純が撮り続ける「原発事故」の真実! 時間が止まった街が廃墟化する過程…現在の福島は日本の未来の姿だ!
富岡町のパチンコ店「ATOM」店内(2014年9月)
――一回朽ちてしまうと辛いですよね。建て替えないと住むことは難しい。
「ほとんど人は戻らないでしょうね。先祖伝来の土地で、墓があったり、宮守をしていたり、そういう地域の伝統を継承する役割の人たちに限っては、なかなか土地との縁を切れない現実もあるでしょう。とにかく、自分の故郷であっても時間が経つと記憶は薄れていく。そういう意味で、僕が撮ってきた街並みの写真なんかも記録として意味を持ってくるようになると思っています」
――いまの原発の状況はどうでしょうか?
「デブリ(溶け出した核燃料)の状況が特殊技術でわかるようになってきたのは良かったけど、政府や東電がデブリを早く取り出そうとしているのか謎ですね。今は臨界していない安定状態だから、使用済み核燃料を取り除いた後はデブリの放射線量が減衰するまでこのまま封じ込めてしまえばいい。原子炉の形態、事故の形も違うからチェルノブイリと比較するのもおかしいですが、チェルノブイリの新石棺広報官の話から得た印象では、廃炉行程の計画が数十年単位の大雑把なもので彼らはもう燃料を取り出さず、ずっと封じ込めていくしかないと考えているんじゃないかと。福島第一原発もそうするしかないと思います」
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