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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 中国では数年前まで、下水油やダンボール肉まん、ニセ粉ミルクなどなど、想像しただけで身の毛もよだつような食品に関する事件が頻繁に起こっていた。だが、最近ではそういったニュースはあまり見かけなくなり、食の安全に関して改善が進んでいた……ものと思われていたが、やっぱり中国は中国だった。雲南省の田舎町で起こった、恐ろしい事件を紹介しよう。  

 中国ではしばしば、密輸冷凍肉の販売網が摘発されるという事件が起こっている。あれだけの人口を抱えている以上、国産肉だけでは賄いきれないのだろう。冷凍肉は押収されると、当局によって地中に埋められ、廃棄される決まりになっている。

 雲南省の山間部にある紅河州金平県の山中に4月29日、トラック10台分の密輸冷凍肉が当局によって運ばれてきた。あたりには腐臭が漂い、深さ4〜5メートルの穴をいくつも掘り、そこに廃棄処分される肉を埋めたのだという。

 現場付近には「密輸肉撲滅、盗掘撲滅」というスローガンが掲げられ、しばらくは警備員や警察の車などが張り付いて、盗掘されないよう見張っていた。


掘り出された肉はビニール袋に入れられていく
 ところが、それから数日後に警察や警備員が立ち去ると、現場には帽子やマスクをかぶった村人たちがワラワラと何百人も集まってきた。そして、肉が埋まっている穴を掘り、手慣れた手つきでそこから肉を取り出していくではないか!

 掘る係、肉を探す係、運ぶ係など、役割分担がしっかりできているようで、作業は淡々と進んでいく。食事時には、人数分の弁当を積んだ車まで現れる用意周到ぶり。作業は31時間ぶっ続けで行われ、埋められていた肉のほとんどが持ち去られたという。

 村人たちが慣れていたのには訳がある。この場所では、ここ2年ほどの間に、何度も同じことが繰り返されてきたからだ。集まる人数は通常で100人ほど、多い時には400~500人にもなるという。


ブラジル産の表示も

これはニワトリの足だろうか?
 ここで掘り出された肉は、昆明などの大都市に運ばれ、食堂や串焼き店などに卸されるというから恐ろしい。冷凍肉とはいえ、埋められてから数日がたっている。どう考えても人間が食べられるような代物ではないはずだが、村人たちにはそんな倫理観などどこにもないようである。

 これまでは村人以外は誰も知らない秘密だったが、今回の“盗掘”の模様がネットにアップされ、世間の注目を集めることに。地元当局はようやく重い腰を上げ、摘発に乗り出し、食品安全基準に合っていないものを販売したとして7人を逮捕した。

 このようなトカゲのしっぽ切りでお茶を濁して済ませるようでは、ほとぼりが冷めたら、これからも同様の事件が起こるのは間違いないであろう。

 中国では、いったい何を食べたらいいのやら……。

(文=佐久間賢三)

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コメント

1:匿名2018年5月18日 21:15 | 返信

雲南省の山間部に住む奴等が日本へ爆買いには来ないだろう事が不幸中の幸い

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