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画像は、「Snopes.com」より

 今年4月、8本の指があり親指が存在しない驚くべき手の画像がネット上で急速に広まった。これらの画像が本物かどうか疑う声も一部で上がったが、先天性の形成異常である「多指症(重複肢症)」は実際に存在するため、合成画像などではないと考えられている。特に今回の症状は、手のひら中央を境に指が4本ずつ対称に並んでいることから、多指症の中でも極めて珍しい「尺側重複肢症(Ulnar dimelia)」、通称「Mirror hand syndrome(直訳;鏡の手症候群)」の可能性が高い。

 多指症の画像は、ユーモラスなタイトルとともにオンライン画像共有・管理サービス「Imgur」などで数多く公開されている。1,000人に1人の割合で発症するともいわれる多指症は、決して珍しい奇形ではないのだ。2016年5月には、中国・湖南省に住む家族のもとに多指症の男児が生まれたことを米メディア「HuffPost」などが報じた。この男児の両手には合計15本の指があるが親指はなく、足の指も16本。多指症の中でもかなりの重症である。ちなみに男児の母親も手足の指がともに12本あるため、多指症は遺伝したと考えられる。家族は男児の指を切除して親指を作る手術を希望し、3万ドル(約321万円)にのぼる手術費用をクラウドファンディングで集めようとしたが、議論が紛糾して断念したという。

 歴史上の有名人として豊臣秀吉も多指症だったといわれているが、国や時代によっては、歓迎される身体的特徴とされてきた。しかし、余分な指ができる場所によっては機能障害が起こり得ると指摘するのは、京都大学医学部付属病院形成外科の斉藤晋講師だ。斉藤講師は、親指が2本できる親指多指症の赤子18人と中学生1人の手を調査。超音波スキャナーで母指球筋(親指の根本にある筋肉)を観察したところ、筋肉が痩せていたり欠損していたりすることを発見した。母指球筋に障害があると、鉛筆を持つなどの親指を使う精密な作業に支障をきたす。多指症が単に外見上の問題にとどまらないことが判明し、さらに治療法が進歩すれば、患者にとっては福音となることだろう。

 どうしてもそのビジュアルに注目が集まりがちな多指症だが、好奇の目にさらされながら日々を生きている患者や家族の気持ちを、しっかりと思い量ることができる社会になることを願うばかりだ。
(文=標葉実則)

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コメント

4:匿名2018年5月15日 04:30 | 返信

これこそ神レベルでしょ。いろんな面で便利そうだね。

3:匿名2018年5月15日 03:32 | 返信

映画エイリアンのフェイスハガーの様だ!

2:匿名2018年5月14日 23:51 | 返信

ほんと、クラウドファウンディグはクズだよな。

日本のクラウドでも
くだらない山登りの資金には審査を通す癖に
難病患者の作る事業には審査を通さない。

実際に寄付が集まるかどうかは見た人次第なのだから
審査くらい通せばいいものを・・

1:匿名2018年5月14日 21:36 | 返信

ものすごい変化球投げられそう

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