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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 キャッシュレス社会の到来で無人コンビニが急増する中国だが、まったく新しいコンセプトのコンビニが誕生し、話題になっている。日本でも紹介された世界最長のガラス橋がある湖南省平江県の石牛寨地質公園に登場した店舗は、なんと断崖絶壁に据え付けられているのだ!

「聯合新聞網」(5月8日付)などによると、このコンビニはロッククライミングを楽しむ人たちのためのもので、4月25日にオープンしたという。ベニヤ板のような素材で造られ、高さ130メートルの崖に固定された畳2畳ほどの広さの粗末な小屋には、中国語でコンビニを意味する「便利店」と大きく書かれている。固定している金具はどこか頼りなく、地震が起きたら耐えられなさそうである。


商品はロープでつり上げて補充する

落ちたら、ひとたまりもなさそうだ
 ロッククライミングをするのに、水や食べ物は邪魔になる。旅行客が手ぶらで登れるよう、公園の管理会社がこの店をオープンさせたのだという。安全を考慮し、店員は訓練を受けたインストラクターが務めている。ただし、コンビニと呼べる規模ではなく、販売しているのは水とちょっとした食べ物だけ。こうした競合のいない場所では物価が高騰するのが世の常だが、ペットボトルの水が2元(約34円)と、中国とは思えないほど良心的な価格だ。しかも、顧客は中国版LINE「微信(WeChat)」での支払いも可能で、利便性は高い。

 SNS上では「命懸けの出店」「地震が起きたらどうするの?」「城管(露天商の無許可営業などを取り締まる、制服を着たヤクザのような存在)は来ないの? どうせ巻き上げるものがなさそうだけど」「品物を落としたら危険なのでは」などと店の存続を心配する声が多く見られた。

 そうした心配とは裏腹に、5月1日のメーデーの連休も順調に営業をしていたようだ。中国ではひとつのビジネスモデルが成功するとあっという間に増殖するが、“崖の上のコンビニ”も、中国各地の崖に増殖するかも!?

(文=中山介石)

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