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画像は「Space.com」より引用

 この常識外れの事態をなんとか解釈しようと導入されたのが謎に満ちた「ダークエネルギー(暗黒エネルギー)」である。ダークエネルギーは全宇宙の70%を占めていると言われ、時空を押し広げる負の圧力、つまり斥力を持っている。これが宇宙空間を膨張させ続けていると考えられているわけだ。

 このダークエネルギーが多すぎると、宇宙の膨張速度が速くなりすぎて銀河の形成がうまくいかず、少なすぎると重力が勝り、生命が誕生する前に銀河が押しつぶされることになる。我々の宇宙には、ちょうど良い量のダークエネルギーが過不足なくあるおかげで、銀河の形成がうまくいき、めでたく地球上に人類という知的生命体が誕生することができた、というわけだ。

 しかし、生命が誕生するためのちょうど良いダークエネルギーの量とは一体どれほどなのか? 我々の宇宙だけが奇跡的にウルトラファインチューニング(超微調整)された唯一無二の宇宙なのだろうか?


■並行宇宙人は存在する!

 今回、英国、オーストラリア、オランダの研究者らは、「Evolution and Assembly of Galaxies and their Environments」(銀河とその環境の進化と集合形成)と呼ばれるコンピュータプログラミングにより、ダークエネルギーの比率をゼロから我々の宇宙の数百倍まで設定し、あらゆる宇宙の誕生、過程、消滅をシミュレーションしたという。

 その結果は驚くべきものだった。なんと、ダークエネルギーの量が我々の宇宙の300倍増えても生命は発生したというのだ! つまり、我々の宇宙、ひいては我々の存在にもなにも特別なところはなかったということだ。

「シミュレーションにより、ダークエネルギーによる宇宙の加速度膨張はほとんど惑星の誕生に影響しないことが分かりました。そのため、(ダークエネルギーが多い宇宙でも)生命が誕生する余地はあるのです。ダークエネルギーを数百倍に増やしても、生命のまったくいない宇宙を作るには不十分でしょう」

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