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画像は、「Dezinfo.net」より

「鼻瘤悪尉(はなこぶあくじょう)」と呼ばれる能面がある。これは、鼻に瘤がある老人の面で、その表情は恐ろしげだ。人間を超越した存在とされ、時として神の役割を演じる。一方、現実世界における鼻瘤患者はごく一般的な人々である。彼らは、肥大化し続ける“団子っ鼻”のせいで辛い思いをしている。そんな鼻瘤の中でも世界最悪の症例を健康ニュースサイト「EmaxHealth」から紹介しよう。

 ロシアの港湾都市サンクトペテルブルクに住む63歳の男性は、鼻に良性腫瘍ができていた。放置された腫瘍は、3年をかけて顎の下にぶら下がるまで肥大化。そのため、彼は呼吸や飲食などの日常生活に支障をきたしていた。彼がようやく病院を訪れたとき、腫瘍の重さは500グラムに達していたという。

 サンクトペテルブルグ病院は、男性の鼻の再建形成外科手術を行うことに決めた。執刀医は、高名な形成外科医であるマリア・ヴォロコフ博士。長時間にわたる手術は無事成功し、500グラムの腫瘍は患者の顔面から除去されるとともに、患部には皮膚片が移植された。

 鼻瘤は40代の男性に多く見られる症状だが、うら若き少女が発症することもある。米娯楽誌「PEOPLE.com」は、15歳の時から鼻瘤に苦しめられてきた同国ルイジアナ州在住の女性、パメラ・イチャードさん(46)を紹介している。肌が美しく鼻の大きさも普通だった15歳のパメラさんだが、ニキビができはじめると、いつの間にか鼻が紫や赤に腫れ上がるようになった。投薬やレーザー手術も行ったが、鼻の腫瘍は悪化の一途をたどる。

「2番目の子どもが生まれた後、鼻の形が変わっていることに気づきました。そのときから私の鼻は膨張し続け、どんどん醜くなっていきました。何人もの医師に診察してもらったにもかかわらず、私の鼻で何が起こっているかを誰も教えてくれませんでした。鏡を見るたび、顔で何らかの変化が進行していました。鼻がとても大きくなってしまったので恥ずかしく、家を出るのも止めてしまい、長い間不安に苛まれるばかりでした」

 そう語るパメラさんは、手術によって腫瘍を切除し、形の良い鼻を手に入れたのだった。

 鼻瘤は、白色人種で報告例が多く、黄色人種や黒色人種での報告は稀である。発症原因には、寒冷や日光の気候条件や飲酒、さらに香辛料の摂取といった生活習慣も挙げられるが、これらに否定的な見解もあり、実際のところはハッキリしていない。治療法には、レーザーやメスなどを使って鼻の表面の一部や全部を除去する剥皮(はくひ)と、腫瘍を完全に除去する切除がある。鼻瘤は悪性腫瘍化(がん化)することも多いため、完全切除が望ましいとする見解もある。

 大き過ぎる“団子っ鼻”は日常生活を圧迫し、患者の心身に悪影響を及ぼす。「鼻瘤悪尉」のように神になれるのならまだしも、顔がどんどん醜くなった挙句、がん化してしまってはたまらない。鼻瘤恐るべしだ。
(文=標葉実則)

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