殺した愛人を“ディナー”にして隣人と食べた女シリアルキラーが逮捕される！ 手慣れた手口、夫も殺害… 犠牲者20人超の可能性＝米

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■愛人を殺害し、隣人にふるまう？

　レーガンさん殺害のあらましはこうだ。2014年10月13日、ケリーは職場の同僚で浮気相手だったレーガンさん（当時53）をミシガン州の自宅に誘った。だが、妻の浮気を疑って自宅で待ち構えていた夫ジェイソンに見つかり、激高したジェイソンはライフルでレーガンさんの頭を撃ち抜いた。

　ケリーとジェイソンは相談し、レーガンさんの遺体を遺棄することを決めた。夫妻は電気のこぎりを調達し、レーガンさんの遺体をバラバラに切断してゴミ袋に詰め、ミシガン州の森に捨てた。

被害者のクリストファー・レーガンさん。画像は「People Crime」より引用

　しかし、これだけの事件を起こした直後にもかかわらず、コクラン夫妻は奇妙な行動に出ている。隣人を夕食に招いたのである。夫妻がそんなことをした前例は一度もなく、この時に限って週に3回も夕食に誘っていた。そしてディナーは肉ばかりで、しかも家の中には手を拭くためのタオルがなかったそうだ。この隣人は、殺されたレーガンさんを食べさせられたのだと考えている。

　同月27日、レーガンさんの失踪が報道されると、近所の住人は真っ先にジェイソンの犯行を疑った。嫉妬と怒りから妻の浮気相手を殺害したに違いないと感じ取ったのだ。警察も同様で、夫妻の自宅を家宅捜索したものの、この時は何も見つからなかった。そして夫妻は、逃げるようにミシガン州から隣のインディアナ州ホーバートへと移住してしまった。自宅には家具や食べ物、さらにはマリファナまで残されており、まさに夜逃げ同然だったという。

　その後も警察はコクラン夫妻を疑い、捜査を続けていた。しかし2016年2月、今度はジェイソンが死亡してしまったのである。通報によって駆けつけた医師は、ジェイソンの蘇生を邪魔するかのように振る舞うケリーの姿を覚えていた。そこで警察はケリーによる犯行を疑い、ジェイソンの遺体を司法解剖に回した。一連の手続きが終わると、ケリーは親族にも相談することなく、すぐさまジェイソンの遺体を火葬してしまったようだ。

 
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