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■「先祖が遺してくれたカレンダーは我々の誇り」

 現地ヴェルデバレー考古学センターの研究者のひとりケネス・ゾール氏は、渦巻きのような螺旋の絵は“父である太陽”を表すシンボルだと指摘する。ゾール氏は、太陽の光と影がペトログリフに落ちる様子を実際に1年間にわたって観察し、カレンダーとしての役割を検証して2016年に発表した。

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Daily Mail」の記事より

 7~15世紀にかけてこの土地に住み、トウモロコシ、綿花、かぼちゃ、豆などを栽培していたとされるシナワ族だが、ペトログリフを利用したカレンダーは現地で少なくとも12点以上発見されており、中には太古のものも存在しているという。

 これは遥か昔に現地を訪れた他地方の人間が、シナワ族に太陽を使ったカレンダーの仕組みを教えた可能性を示唆しているというが、古代のものについての詳細はいまだ謎に包まれているそうである。

 シナワ族の子孫である現代ホピ族の人々は、ペトログリフのカレンダーのことを今も生き続ける彼らの伝統を支えるものとしてとらえている。例えば4月21日に太陽の影はトウモロコシの絵に落ちるが、それは農作業を開始する日であり、16日間にわたって祈りと瞑想を行う期間の終わりである7月8日には、太陽は踊っているように見える人の絵を照らすのだ。

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Daily Mail」の記事より

 ホピ族の長老フロイド・ロマクイヴァヤ氏によると、ホピ族には毎月異なるさまざまな儀式があるといい、「先祖が遺してくれたカレンダーは我々の誇り。我々を今も導く、大切なものである」とBBCのインタビューで語っている。
(文=Maria Rosa.S)


参考:「Daily Mail」、ほか

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